4団体統一フライ級王者のガブリエラ・フンドラは、今週土曜、カリフォルニア州オーシャンサイドのフロントウェーブ・アリーナで開催されるゴールデンボーイ・プロモーションズの興行で、マリリン・バディージョを相手にDAZNのメインイベントを飾り、“スター待遇”を受ける。
タイトル獲得後、直近4試合中3試合でKO勝ちを収めている23歳のフンドラ(15勝無敗7KO)は、すでにクラレッサ・シールズ、ケイティ・テイラー、アマンダ・セラノ、アリシア・ボームガードナー、ローレン・プライス、ミカエラ・メイヤー、キャロライン・デュボア、ヤカスタ・バジェらと並び、世界トップクラスの女子ボクサーの一人として名を連ねている。
そんなフンドラの共同プロモーターであるオスカー・デ・ラ・ホーヤは、“スウィート・ポイズン”こと彼女を「その中でも最も満足のいく存在だ」と絶賛している。
「史上最年少の4団体統一王者は女性なんだ」とデ・ラ・ホーヤはDAZNで語った。「ゴールデンボーイは女子ボクシングを全力でサポートしている。私たちは平等を重視していて、世界最高の女子ファイターたちを擁していると思っている。アマンダ・セラノも、ケイティ・テイラーも大好きだ。彼女たちは何百万人もの前で素晴らしい試合を見せてきた。でも、フンドラは――信じてくれ――技術的・基礎的に見て、フンドラこそが最上位の存在だよ」
現在、女子ボクシングで最も注目されているライバル関係は、テイラーとセラノの一騎打ちだ。2度の接戦でテイラーが僅差の勝利を収めており、両者は7月11日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで第3戦を行う予定だ。
一方、フンドラはまだ知名度のあるライバルとの対戦相手を模索している段階にある。
そんな中、3階級制覇王者のヤカスタ・バジェが、フンドラの王座に狙いを定めて動き始めたようだ。先月のゴールデンボーイ興行で、バジェは2階級上げてフライ級に挑戦し、マーレン・エスパルサを破った。
直近の試合で、WBCおよびWBO世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラの妹であるガブリエラ・フンドラは、ガブリエラ・セレステ・アラニスを7ラウンドでノックアウトし、女子フライ級(112ポンド)の4団体統一王者となった。
Manouk Akopyan は『ザ・リング・マガジン』誌の主任ライターです。
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