ドミトリー・ビボルとアルトゥール・ベテルビエフによる三度目の対決は、11月のリヤド・シーズンでの開催が予定されていたが、両者ともロシア国内で別のプロモーターによる開催を望んでいることが、金曜日に明らかになった。
トゥルキ・アル・シェイクは、これまでの2戦を資金提供してきた後、今回のロシア開催を承認した。これまでの対戦では、2024年10月12日に
ベテルビエフが僅差の判定勝ち、2025年2月22日にビボルが判定で雪辱を果たしている。現在、決着戦となる第3戦がいつ行われるのかは未定のままだ。
この展開は、2026年1月に41歳となるアルトゥール・ベテルビエフにとって、非常に歯がゆいものとなっている。
ベテルビエフは土曜日、自身のインスタグラムにこう投稿した。
「第3戦について何百もの質問を受け取ったので、ここで答えることにした。ご存知の通り、初めての4団体統一戦は昨年10月に行われ、5年間の統一への挑戦がようやく実現した。試合翌日には、手術を終えたばかりの自分に対し、コーチやドクターが強く反対する中で、わずか4か月以内にリマッチを行うことで合意した。
第2戦が終わった後、私はすぐに第3戦の早期実現に関心を示した。最初は8月開催の噂があったが、相手はインタビューで『秋の終わりにやりたい』と言い、さらに『年末に』と変わり、今では『いつになるかまったく不明』になってしまった。
……私はいったい何歳になれば、3回目の試合ができるんだ?」
今週初め、IBFはドミトリー・
ビボルに対し、同団体ライトヘビー級1位の指名挑戦者
マイケル・アイファートとの対戦を命じた。
しかし、最近の動向を見る限り、ザ・リング誌、WBA、WBO、そしてIBFの統一王者であるビボル(24勝1敗、12KO)は、より大きなビジネスが見込めるベテルビエフ(21勝1敗、20KO)との対戦に向けて、IBF王座にこだわる姿勢は見せていない。第2戦後、WBCはビボルにデビッド・ベナビデスとの対戦を義務付けたが、ビボルは4月にWBC王座を返上。その結果、暫定王者だったベナビデスが正規王者に昇格した。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan をフォロー。