ロイマン・ビジャとフランシスコ・ベロンが、11月21日に予定されているスーパーウェルター級10回戦のメインイベントを飾ることが決定した。
このプロボックス主催の興行は、フロリダ州フォートローダーデールのウォー・メモリアル・オーディトリアムで開催される。
ビジャは連敗からの再起を果たし、今年初めに勝利を取り戻した。一方のベロンは、7月12日にベテランのウラジミール・エルナンデスに判定勝利を収め、堂々たる内容で評価を高めた。
セミファイナルでは、有望なメキシコ人ウェルター級選手ルーベン・アギラール(23勝0敗1分、20KO)が、ルイス・ロペス(16勝2敗4分、5KO)と対戦する。
また、無敗のスーパーフェザー級対決として、フランソワ・スカーボロ・ジュニア(11勝0敗、8KO)とオニクス・サンチェス=メディナ(8勝0敗1分、8KO)が拳を交える。
ライトヘビー級では、ダンテ・ベンジャミン(12勝0敗1分、9KO)が、約2年ぶりの試合となるマニー・パウエル4世(12勝2敗、8KO)と対戦する。
ビジャ(27勝3敗、25KO)は、プロ転向前にベネズエラ国内で5度のナショナルタイトルを獲得し、2015年1月にライト級でプロデビューを果たした。19戦無敗を記録した後、メキシコでマルコス・ビラサナにスプリット判定で初黒星を喫した。
その後、32歳のビジャは5連勝を挙げ、ウェルター級に階級を上げて頭角を現した。ジャネルソン・ボカチカに8回判定勝利を収めると、続く2023年1月にはラシディ・エリスの無敗記録を打ち破り、評価を一気に高めた。
しかし、実力差の大きいジャロン・エニスとの対戦では10回KO負けを喫し、その6カ月後には再びリカルド・サラスに3回KOで敗北。14カ月のブランクを経てリングに復帰し、1月17日にアレクサンダー・デュランを4回TKOで下して再起を果たした。
一方のベロン(15勝1敗1分、10KO)は、母国アルゼンチンで2020年11月にプロデビューを果たした。国内で4勝を挙げた後、メキシコで2試合を行い、さらにドバイでも試合経験を積んだ。
26歳のベロンは、将来有望なジャヒ・タッカーと8回引き分けたものの、昨年8月には実力者ブランドン・アダムスに判定で敗北。しかし、その後ウラジミール・エルナンデスを下して見事に再起を果たしている。
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