ジャーメル・チャーロとエロール・
スペンス・ジュニア.が、来年に行われる予定の154ポンド戦について交渉を進めていると、「ザ・リング」のマイク・コッピンジャーが新番組『Inside the Ring』で報じた。
まだ合意は差し迫ってはいないが、両陣営は着実に歩み寄っているという。
チャーロ(35勝2敗1分、19KO)とスペンス(28勝1敗、22KO)は旧知の仲で、これまでに何ラウンドもスパーリングを重ね、デリック・ジェームズの指導の下で幾度となく共に練習してきた。
2人はその後それぞれ複数のタイトルを獲得し、スペンスはウェルター級で主要4団体中3本のベルトを手にし、チャーロは154ポンドで4団体統一王者となった。
しかし現在はどちらも王座を保持しておらず、大差の敗戦と長期のブランクを経ている。チャーロは2023年9月、2階級での4団体統一を狙ったがカネロ・アルバレスに完敗。スペンスは2023年7月、タイトル統一戦でテレンス・クロフォードに惨敗を喫した。
両者ともその後はリングに立っていない。
また、ここ最近はほとんど表舞台に姿を見せず、SNSにトレーニング映像を断片的に投稿する程度。さらに名将デリック・ジェームズとも袂を分かっており、それぞれ別の理由で長年の師を離れている。