急成長中のジュニアミドル級、エルマル・ハドリベアイは、5月23日にクロアチア・ザグレブの5,000人収容のバスケットボールアリーナ、KCドラジェン・ペトロヴィッチでイルハミ・アイデミルと対戦し、WBCインターナショナル王座の7度目の防衛戦に臨む。
当初、ハドリベアイ対アイデミル戦は5月17日にイングランド・メイドストーンで行われる予定だったが、ロジスティック上の問題により一週間延期され、すでに発表されているスーパーミドル級コンテンダー、ルカ・プランティッチ(11勝0敗、9KO)の凱旋試合(対戦相手は未定)と、注目のヨーロッパヘビー級タイトルマッチ、ラビノト・ジョジャイ対ムラド・アリエフ戦のアンダーカードで行われることになった。
また、アンダーカードにはクルーザー級のダミル・ベルヨ(28勝2敗、23KO)、ライトヘビー級のブラニミール・マレニツァ(10勝1敗、9KO)、そして待望のプロデビューを迎える元トップアマチュアのルカ・プラトリャチッチも登場予定である。各選手の対戦相手は追って発表される。
「私たちは小規模なプロモーターだが、未来の選手たちを育てている」と、アリーナ・ボックス・プロモーションズのアフメト・オナーは語った。
エルマル・ハドリベアイ(20勝0敗1分、7KO)は2019年にプロデビューした。アルバニア生まれで現在はアメリカに在住する彼は、最初の14戦で13勝を挙げ、唯一の傷は引き分けだった。ドバイでダニエル・ブチウクを判定で下し、空位だったWBCインターナショナル王座を獲得した。
その後、31歳のサウスポーはアメリカ、アルバニア、ウズベキスタン、ドイツで同王座を防衛してきた。かつての154ポンド級王者カルロス・モリーナ(9回TKO)、無敗だったユネス・ザラー(判定勝ち)、そして直近ではエディ・コルメナレスに僅差の判定勝ち(2-1)を収めている。「ザ・スナイパー」は現在、WBC世界ランキング7位にランクされている。
イルハミ・アイデミル(22勝2敗、13KO)は2014年にプロデビューした。デビューから9連勝を飾ったが、ウェルター級でゾルタン・サボーに判定で敗れ、番狂わせを許した。その後11連勝を挙げたものの、ジョリック・ルイゼットに2-1の判定で敗れている。
現在32歳のドイツ人は、直近の2連勝で立て直し、このチャンスを手にした。
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