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エリク・バジニャン vs スティーブン・バトラー、2度の延期を経て11月13日に再設定する
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Anson Wainwright
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エリク・バジニャン vs スティーブン・バトラー、2度の延期を経て11月13日に再設定する
三度目の正直――そんな思いを胸に、エリク・バジニャンスティーブン・バトラーが11月13日木曜、モントリオール・カジノ(カナダ・モントリオール)で拳を交える。

本来は3月14日のメインイベントで激突する予定だったが、バジニャンが足首の靭帯を負傷して実現せず。
その後6月27日、ケベックシティで行われたクリスチャン・ムビリ対マチェイ・スレツキ戦の前座に組み込まれたものの、バジニャンの足首は回復しきれず、再び流れてしまった。

ようやく対戦が決まったことについて、Eye of The Tiger社長のカミーユ・エステファンは安堵の表情を見せている。

「これはローカルシーンでは本当にビッグファイトだ」とエステファンはザ・リングに語る。
「両者とも国際舞台で戦った経験があり、再びその舞台に戻りたいと思っている。勝者は大きなものを得るが、敗者はキャリアを考え直さなければならないかもしれない。互いのスタイルと実力を考えると、非常に魅力的な“キャリアの分岐点”となる一戦になる」

アンダーカードには、無敗のスーパー・ミドル級モレノ・フェンデロ(12勝0敗10KO)、才能あるライト級ルイス・サンタナ(14勝0敗7KO)、2024年五輪銅メダリストのワイアット・サンフォード(4勝0敗2KO)、そして人気アマチュア選手デイレン・ペパンのプロデビュー戦も予定されている。

対戦相手やアンダーカードの全容は、今後数週間で発表される見込みだ。


バジニャン(32勝1敗1分、22KO)は母国アルメニアで優れたアマチュアとして活躍し、その後カナダに移住して18歳でプロデビューした。高い評価を受ける新鋭にありがちな過度のプレッシャーから離れ、じっくりと実力を磨いてきたが、その歩みはゆっくりとしたものだった。

30歳となった彼は3連戦でキャリアのハイライトを築く。2022年6月に元世界挑戦者マルセロ・コセレスを判定で下し、スタイル的に難敵だったアランテズ・フォックスを僅差の判定(MD10)で攻略、さらにタフなメキシコ人ファイター、フアン・デ・ヘスス・マシアスを10回戦で退けた。

2023年10月にはロナルド・エリスを6回TKOで下し評価を高めたが、2024年5月にはシェキール・フィンと10回戦を戦い、苦戦の末ドロー。さらにその4カ月後、ハイメ・ムンギアとの大舞台に挑んだが、序盤は善戦しながらも最終的に10回TKO負けを喫した。

一方、バトラー(36勝5敗1分、30KO)は国内レベルのアマチュアとして名を馳せ、2014年にプロ転向。順調に連勝を重ねたが、2017年1月に同郷のブランドン・クックに7回TKOで初黒星を喫した。


いくつかの勝利を重ねたバトラーは、2019年12月に日本でWBA世界ミドル級王者・村田諒太への挑戦権を得たが、5回TKOで敗北。その後の復帰戦でもフアン・デ・ヘスス・マシアスに5回TKO負けを喫し、キャリアは崖っぷちに立たされた。

それでも粘り強く再起を果たし、NABF王座を獲得。さらに2度目の世界挑戦のチャンスを掴み、WBO王者ジャニベク・アリムハヌリと対戦したが、こちらも2回TKOで完敗を喫した。

その後も浮き沈みを経験しながらリングに戻り、スティーブ・ロールズを初回KOで沈めたものの、パトリス・ヴォルニーに9回KO負けを喫し再び再起の道を歩むことになった。

30歳となったバトラーは階級を上げ、2連続TKO勝利を記録。まずは無名のフェルナンド・エセキエル・ファリアスを退け、さらに6月には延期となったバジニャン戦の代替試合でマシアスに4回TKO勝ちし雪辱を果たした。


質問やコメントはAnson ([elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk))まで送ることができる。Xでは @AnsonWainwr1ght をフォローできる。

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