頂点に立つのは気分がいい。

エドガー・ベルランガによれば、自身は世界で最も優れたスターの一人と見なされるに足る努力を積んできたという。そして2024年9月にカネロ・アルバレスに敗れたことで、その考えはさらに確かなものとなった。

アルバレスとの試合以外では、ブックメーカーたちは常にベルランガを高く評価してきた。その評価は現在も続いており、2025年7月12日にニューヨーク市クイーンズ区のルイ・アームストロング・スタジアムで開催される『The Ring』誌の第3回ボクシングイベント『Ring III』において、ハムザ・シェラーズとの対戦でベルランガをわずかに有利と見なしている。

期待されるのは悪いことではないが、時として慢心が忍び寄ることもある。すべてが自分の足元に転がり込んでくると信じてしまうと、目標を見失い、大きなチャンスを逃すことにもなりかねない。

ベルランガ（23勝1敗、18KO）は、これまでに数多くの試合を見てきた経験から、それを痛感している。しかし、周囲の雑音がある中でも、彼はシェラーズへの集中を切らさないと誓っている。

「俺はすでにエリートのレベルにいる」と、ベルランガはYouTubeチャンネルで語った。「誰のことも侮らない。集中してリングに上がるつもりだ。」

それはリスペクトの表れかもしれないし、警戒心の表れかもしれない。ベルランガはシェラーズ（21勝0敗1分、17KO）のファンではないと明言するが、ここ数年の戦いぶりは注視してきたという。直近の試合もその一つである。

26歳のロンドン出身のシェラーズは、2025年をあまり理想的とは言えない形でスタートした。本来であればミドル級の新たなWBC王者として戴冠するはずだったが、カルロス・アダメスとの一戦はスプリット判定の引き分けに終わった。即座に再戦の可能性も浮上していたが、再び過酷な減量を強いられることが予想されたため、それが決断に影響を与え、シェラーズは階級を上げてベルランガとの対戦を選ぶに至った。

強打を誇るベルランガは、自分に与えられている以上のリスペクトを得たいと強く願っている。しかし、それを得るためには、世界タイトルを獲得するか、少なくともシェラーズのような名のある相手を倒すことが必要である。評価の高い英国人であるシェラーズを打ち破ることが、より大きく価値ある舞台への足がかりとなるのであれば、ベルランガはその計画を遂行するだけでなく、単に判定勝ちを収めるだけではなく、それ以上に破壊的で深刻な結果を相手に与えるつもりである。

「奴の顔の骨を全部ぶっ壊してやりたい。」