テレンス・クロフォードとカネロ・アルバレスのスーパーファイトが9月13日にラスベガスのアレジアント・スタジアムで行われると発表された瞬間から、37歳のクロフォードには「メキシコのスターは一撃で試合を終わらせるパワーを持っている」との警告が飛んでいた。
エドガー・ベルランガは、
アルバレスのパワーが遊び半分で相手にできるものではないことを知っている。1年前の対戦では3ラウンドにダウンを喫し、その後ユナニマス・デシジョンで敗れている。
2階級上げて挑むクロフォードは、これまでの相手とはまったく別物だ。しかし直近の試合では、2024年8月に
イスラエル・マドリモフを下してWBAジュニアミドル級王座を獲得し、4階級制覇を達成している。
その夜、クロフォード(41勝無敗、31KO)はパワーではなく頭脳を駆使して勝利を収めた。オマハ出身の彼が再び階級を上げ、アルバレスのRing王座とスーパーミドル級4団体統一王座に挑む中、ベルランガは彼にさらなる警戒を求めている。持ち前の頭脳を生かせば、問題なくやれるはずだ。
ベルランガはFight Hub TVに対し「クロフォードは自分らしくあればいい。リングIQを示し、なぜ2度も4団体統一王者になったのかを見せ、自信を持ってリングに上がればいい」と語った。
クロフォードは自信を欠いたことのないファイターだが、アルバレスにはその自信を打ち砕く術がある。
ベルランガ、
ジャーメル・チャーロ、
カレブ・プラント、
ウィリアム・スクールらは皆、アルバレス戦に最高の自信を持って挑んだが、ことごとく封じ込められた。
クロフォードのスキルはそれらと一線を画すレベルにあるが、問題は残る。12ラウンドにわたりプレッシャーを耐え抜くことができるのか。
ベルランガはやれると信じている。
「彼を信じている。クロフォードならできると思う」とベルランガは語った。「彼を疑ったことはない」