エドガー・ベルランガは、カネロ・アルバレスに敗れてから6か月ぶりとなる試合の前日計量で体重超過した。
スーパーミドル級コンテンダーであるベルランガは、フロリダ州アスレチック・コミッションのスケールに乗った際、169.6ポンドを記録し、契約体重であるスーパーミドル級の上限168ポンドを1.5ポンド超過していた。ベルランガは、試合を続行するために、ジョナサン・ゴンザレス=オルティスおよびフロリダ州アスレチック・コミッションに5桁の金額の罰金を支払った。試合は、DAZNによってフロリダ州オーランドのカリブ・ロワイヤル・オーランドから配信される予定である。
一方、プエルトリコ出身のゴンザレス=オルティスは契約通りの体重をクリアし、正式な計量結果は167.4ポンドであった。そのため、NABOスーパーミドル級王座(WBOの地域タイトル)を獲得できる資格があるのは、ゴンザレス=オルティスのみとなった。
ブルックリン出身のベルランガ(22勝1敗、17KO)は、DraftKingsのオッズで18対1の大本命とされている。
対戦相手のゴンザレス=オルティス(20勝0敗1分、16KO)も同じくプエルトリコ出身だが、これまで主にスーパーウェルター級およびミドル級で戦ってきた。また、彼は過去に武装強盗の罪で約10年間服役しており、2014年5月から2024年3月まで試合ができない状況にあった。
現在27歳のベルランガは、昨年9月14日にラスベガスのT-Mobileアリーナで行われた試合で、アルバレスに12ラウンドのユナニマス・デシジョン(大差の判定)で敗れた。この試合でメキシコのアルバレス(62勝2敗2分、39KO)は、3ラウンドに左フックでベルランガをダウンさせたが、ベルランガは4階級制覇の実績を持つトップクラスのチャンピオン相手に最後のゴングまで耐え抜くタフさを見せた。
同じ金曜日、アメリカのウェルター級ボクサーであるジャリル・ハケットとプエルトリコのホセ・ヴァズケズの10ラウンド再戦は、アンダーカードから外された。ハケットは、減量中にサウナを出る際に足首を捻挫したため、試合に出場できなくなった。ハケットは松葉杖姿で『ファイトハイプ』のインタビューに応じ、できるだけ早くヴァズケズとの再戦をスケジュールする意向を示した。
ヴァズケズ(14勝1敗、6KO)は、昨年12月7日にサンフアンのロベルト・クレメンテ・コロシアムで行われた10ラウンド戦で、ワシントンD.C.出身のハケット(9勝1敗、7KO)をスプリット・デシジョンで下し、番狂わせを起こしていた。ハケットは以前、フロイド・メイウェザーのプロモーションの下で戦っていた経歴を持つ。
以下は、同興行の残り6試合の公式計量結果である。
DAZN配信カード
東部時間 6:30 PM / 太平洋時間 3:30 PM
メインイベント:
オースティン・ウィリアムズ(17勝1敗、12KO) – 160ポンド(ミルウォーキー)対パトリス・ヴォルニー(19勝1敗、13KO) – 159.4ポンド(モントリオール)(10ラウンド、ミドル級)
オマリ・ジョーンズ(プロデビュー) – 149.4ポンド(オーランド、フロリダ)対アレッシオ・マストロヌンツィオ(14勝5敗、4KO) – 152.2ポンド(アルデア、イタリア)(6ラウンド、スーパーウェルター級)
ジャメイン・オルティス(18勝2敗1分、9KO) – 140ポンド(ウースター、マサチューセッツ)対ヨマール・アラモ(22勝3敗1分、13KO) – 139.6ポンド(カグアス、プエルトリコ)(10ラウンド、スーパーライト級)
パブロ・バルデス(8勝0敗、7KO) – 152.2ポンド(マンハッタン、ニューヨーク)対マウロ・ゴドイ(37勝10敗1分、18KO) – 148.8ポンド(センテナリオ、アルゼンチン)(8ラウンド、スーパーウェルター級)
カルロス・デ・レオン・カストロ(3勝0敗、2KO) – 128ポンド(サンフアン、プエルトリコ)対カール・ロジャース(3勝1敗) – 128.6ポンド(コロラドスプリングス、コロラド)(4ラウンド、スーパーフェザー級)
Keith Idec は『ザ・リング・マガジン』のスタッフライター兼コラムニストである。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡が可能。