【ニューヨーク発】──
ハムザ・シーラーズが金曜朝の公式計量に現れた際、過去のどのプロ試合よりも疲労感の少ない姿を見せた。
前戦よりも8ポンド余裕のある契約体重で臨む今回、身長6フィート4インチのシーラーズは、クイーンズ近郊ルイ・アームストロング・スタジアムで土曜夜に行われるエドガー・ベルランガとのスーパーミドル級デビュー戦で、168ポンドのリミットを難なくクリアした。ニューヨーク州アスレチックコミッションのスケールでシーラーズが記録したのは167.6ポンド。そしてベルランガも全く同じ167.6ポンド。両者は
「Ring III」のメインイベント(DAZNペイパービュー配信)として拳を交える。
イギリス出身のシーラーズは、2月22日にサウジアラビア・リヤドで
WBC世界ミドル級王者カルロス・アダメスと引き分けた12回戦を経て、自身の潜在能力を最大限に発揮するには、160ポンドのミドル級では限界があると判断し、階級アップを決意した。
シーラーズ(21勝0敗1分、17KO)は、ドラフトキングスのオッズによれば、ブルックリン出身の
ベルランガ(23勝1敗、18KO)にわずかに優位とされている。
DAZNでの放送は米国東部時間で午後5時($59.99)、英国時間では午後10時(£24.99)にスタート予定。
今回の興行におけるその他の試合の計量結果は以下の通り。
【ライト級・12回戦/WBC世界王座戦】
・シャクール・スティーブンソン(23勝0敗11KO/ニュージャージー州ニューアーク)…135ポンド
・ウィリアム・ゼペダ(33勝0敗27KO/メキシコ・サンマテオ・アテンコ)…134.6ポンド
【スーパーライト級・12回戦/WBC世界王座戦】
・アルベルト・プエジョ(24勝0敗10KO/ドミニカ共和国サンフアン・デ・ラ・マグアナ)…139.8ポンド
・スブリエル・マティアス(22勝2敗22KO/プエルトリコ・ファハルド)…140ポンド
【ライトヘビー級・10回戦】
・デビッド・モレル・ジュニア(11勝1敗9KO/キューバ・サンタクララ)…計量不参加
・イマム・ハタエフ(10勝0敗9KO/ロシア・ウルス=マルタン)…174.8ポンド
※編集注:モレルはセレモニー計量に不参加。
【ライト級・4回戦】
・筒見怜登(1勝0敗/東京)…134.6ポンド
・マイケル・ルイス(2勝7敗1分/ニュージャージー州レイシー・タウンシップ)…134.8ポンド
【スーパーライト級・4回戦】
・モハメド・アラルケル(4勝0敗/サウジアラビア・リヤド)…136.8ポンド
・プラシド・ホフ(2勝3敗1分/ロードアイランド州プロビデンス)…135.2ポンド
Keith Idec は『ザ・リング』誌シニアライター兼コラムニスト。X(旧Twitter)@idecboxing にて発信中。