エディ・ハーンは、
アンソニー・ジョシュアが最終的に
ジェイク・ポールと対戦する可能性を否定していない。
ポールが水曜日に、次戦で無敗のWBAライト級王者
ジャーボンテイ・デービスと対戦すると発表した後も、ハーンは自身がプロモートする2度のヘビー級王者ジョシュアが、いずれポールと拳を交える可能性に前向きな姿勢を示している。
しかしハーンは明確にしている。もしポールが再びヘビー級に戻り、身長6フィート6インチ、体重250ポンドのジョシュアに挑戦するのであれば、それは正真正銘のボクシングの試合でなければならないと。
イングランドのジョシュアはポールとの対戦に前向きだが、話題性のあるインフルエンサーと戦うためにルールを変更することは一切考えていない。 ハーンは8月中旬にジョシュア対ポール戦の可能性について協議した際、その条件をポールのパートナーであるMVPプロモーションズCEOナキサ・ビダリアンに伝えていた。
「俺はエキシビションが大嫌いだ」とハーンは
「ザ・リング・マガジン」に語った。「本気で受け止めてもらいたいなら、クイーンズベリー・ルールで戦わなければならない。そして現実として、この[デービス戦]はボクシングじゃない。これはエンターテインメントであって、それは理解している。ここで『最低だ、どうこうだ』と言うつもりはない。ただのエンターテインメントだが、ボクシングではない。だから二つは分けて考える必要がある。クイーンズベリー・ルールの下で行われる本物の試合、それがボクシングなんだ」
「これはただのエンターテインメント形式のフリークショーにすぎない。ナキサや彼らに言ったのは一つだけだ。『本物の試合をやりたいなら、本物のルールでやれ』と。AJを14オンスのグローブや2分ラウンドだとか、そんなくだらない条件でリングに上げるつもりは絶対にない。本物の試合なんだ」
ハーンは、ジョシュア対ポール戦が英国で大きなビジネスになることを理解している。しかし、ポールが実際にジョシュアとの対戦に合意することについてはあまり期待していない。というのも、ポールは直近の試合前の計量で自分より身長で7インチ低く、体重で65ポンド軽い相手と戦うことをすでに選んだからだ。
ポール(12勝1敗、7KO)とデービス(30勝無敗1分、28KO)は、11月14日にアトランタのステート・ファーム・アリーナでエキシビションとして行われる予定の試合で拳を交える。来月からハーン一家のマッチルーム帝国を追ったドキュシリーズを配信開始するNetflixが、このポール対デービス戦も配信する。
ジョシュア(28勝4敗、25KO)は10月で36歳を迎えるが、最後の試合は9月21日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで同じく強打者の英国人ダニエル・デュボアに5回KOで沈められて以来、リングから遠ざかっている。
ハーンは「AJとポールの試合は、常に2026年の2月か3月頃に議論されてきたんだ」と語った。 「だから最近ナキサと話したとき、彼は『AJと戦いたい』と言っていた。だがこれは、彼らの現状をよりよく示していると思う。ただ、ジェイク・ポールがAJと戦わないのは良い判断だとも思う。まず第一に彼の健康のためにね。 だが、250ポンドの2度の世界ヘビー級王者を呼び出すところから、135ポンドで身長5フィート7インチの相手と戦うことになるなんて、彼らの現状を物語っているだろう」
「俺はこういうエキシビションが大嫌いなんだ。それはナキサにも言った。『もし戦いたいなら、本物の試合だ』とね。グローブのサイズを変えたり、ラウンド時間を変えたりなんてやらない。ジェイク・ポール対ジャーボンテイ・デービスはボクシングじゃない。AJ対ポールなら20〜30ポンドの差、つまりクルーザー級がヘビー級と戦う形だったが、今やクルーザー級がライト級と戦うことになっているんだ」
Keith Idecは「ザ・リング・マガジン」のシニアライター兼コラムニスト。Xでは @idecboxing で連絡可能。