元IBFバンタム級王者の
エバニー・ブリッジスが、
ジェイク・ポール率いるMost Valuable Promotions(MVP)と契約を結んだことが火曜日に発表された。
ブリッジス(38歳)は今年2月に初めて母親となり、年内に再びリングに上がる予定である。彼女の前戦は2023年12月に行われ、吉田実代との試合で判定負けを喫し、保持していた118ポンド(バンタム級)の王座を失った。
「ザ・ブロンド・ボマー」の愛称で知られるブリッジス(9勝2敗、4KO)は、MVPと契約した最新の女子ボクサーであり、
アマンダ・セラノ、
アリシア・ボームガードナー、ホリー・ホルム、
サバンナ・マーシャル、シャンテル・キャメロン、シャダシア・グリーン、ディナ・トースランドらと共に、同プロモーションの女子選手層に加わることとなった。
「MVPと契約できて本当に興奮しています。彼らはこの短期間で女子ボクシングに素晴らしい成果をもたらしてきました」とブリッジスは声明で述べている。「現役、元、そして未来の世界チャンピオンが揃うスター集団に加われることを誇りに思います。MVPが女子ボクシングに対して真摯に、そして正しい理由で投資している姿勢が大好きですし、それに感謝しています。MVPの支援、プロモーション、そして巧みなマーケティングによって、私自身も女子ボクシングも本当に飛躍できると信じています。」
多彩な経歴を持つブリッジスは、修士号を取得し、かつてはニューサウスウェールズ州で高校の数学教師やラウンドガールとしても活動していた。その後ボクシングへと転向し、オーストラリアでゴールデングローブを2度制した実績を持つ。
イギリスを拠点とするブリッジスは、2022年にマリア・セシリア・ロマンに判定勝ちを収め、IBF王座を獲得した。
「エバニー・ブリッジスは、あらゆる意味で真のスターである」と、ジェイク・ポールとMVPのCEOナキサ・ビダリアンは共同声明で語っている。「彼女は世界王者であり、確かな集客力を誇り、そしてボクシング界に新たな観客層を呼び込む強い個性の持ち主である。今や母親としてタイトル奪還を目指し、リング内外で限界を超え続けている。MVPファミリーにもう一人のオージー(オーストラリア人)を迎えられることを嬉しく思い、彼女のキャリアをさらなる高みへと導く手助けができるのが楽しみである。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。
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