複数の女子ボクサーがモースト・バリュアブル・プロモーションズ(MVP)と契約を結んだ。プロモーション側は今回、デンマーク出身で2階級制覇王者、現WBO・WBC統一バンタム級世界王者のディナ・トールスルンド(23勝無敗、9KO)、ソマリア系英国人ボクサーのラムラ・アリ(9勝2敗、2KO)、WBCユース・ライトフライ級世界王者で無敗の20歳コスタリカ人ナオミ・バジェ(14勝無敗、9KO)、そして全米アマチュア選手権15回優勝を誇るナット“ノー・ラブ”ダヴ(4勝無敗)との契約を正式に発表した。
MVPは近年、女子ボクシングの積極的なプロモートで知られる存在となっており、7階級制覇王者のアマンダ・セラノや、女子スーパーフェザー級で4団体統一を果たしたアリシア・バウムガードナーも所属している。
The Ringの女子バンタム級王座を保持するディナ・トールスルンドは、デンマーク・ストルーア在住で、トーマス・マドセンの指導のもとトレーニングを積み、リー・イートンによってマネージメントされている。
トールスルンドは「アマンダ・セラノ、シャデイジア・グリーン、アリシア・バウムガードナーといった世界クラスの女子王者たちと同じMVPの一員になれたことを、本当に誇りに思っています。そして、デンマーク出身選手として初めてMVPと契約できたことも光栄です」とトールスルンドは語った。「私は、バンタム級統一王者、そして2階級制覇王者になるために、信じられないほどの努力を積み重ねてきました。」
アリは、昨年6月にキャリア2度目の敗戦を喫して以来の再起を目指している。彼女はその試合で、WBC世界スーパーバンタム級王者ヤミレス・メルカドに10ラウンド判定で敗れている。