ディリアン・ホワイトが当時世界ヘビー級タイトル挑戦者だった
マイク・ペレスと初めてスパーリングしてから、今年で10年になる。
27歳でまだプロキャリア初期だった
ホワイトにとって、その時間はしばしば痛みを伴うものだったが、1回のセッションごとに500ドルを受け取れる価値のあるものだった。ボクシングにおいて10年は非常に長い年月であり、今ではホワイトが古くからの友人を招き、自身を再び世界ヘビー級タイトル戦線に押し上げるかもしれない試合への準備を手伝わせている。
「2015年にボクシングを始めたばかりの頃からマイクを知っている」とホワイトは語る。「当時マイクはスパーリング相手を探していて、俺をサポートしてくれたんだ。あの頃はマイクにボコボコにされていた。経験がなかったからね。でも1回のスパーリングで500ドルもらえたから、『これは毎日来るしかない』と思ったよ。
とにかく通って、通って、通って、通って……。そして後に、彼のキャリアが停滞してチャンスを必要としていたとき、また再会したんだ。そこで『よし、俺が力になろう』と言ったんだ。」
ペレスをチームに加えた判断は、なかなか鋭いものに思える。身長6フィート4インチ(約193センチ)のイタウマは、ヘビー級としては特別大柄ではなく、身長6フィート1インチ(約185センチ)のペレスと同じサウスポーだ。
ホワイトによれば、39歳のキューバ人ペレスは、ポルトガルでバディ・マクガートの下で行っている今回のトレーニングキャンプで、非常に有益な経験をもたらしてくれている。
「500戦以上のアマチュア経験を持つ人物と一緒に過ごせるのは、俺にとって大きな利点だ」とホワイトは言う。「マイクのいいところは、確かな技術を持っていること。だから俺にとってプラスになっているんだ。
彼は実力者だし、当然ながら大人の男だ。『おい、ふざけてる場合じゃない。こうしろ、ああしろ』とはっきり言ってくれる。若造じゃないし、俺より年上だ。これまでの実績や成し遂げたこと、そして技術に敬意を持っている。だから彼がいてくれるのは本当にありがたい。」
現在クルーザー級で戦うペレスは、昨年12月、14か月ぶりの試合でイスラエル・ダファスを34秒でノックアウト。これはホワイトがエベネザー・テテを下した試合のアンダーカードでの出来事だった。
そして6月、ペレスはスティーブン・ウォードに9回TKO勝ちを収め、そのメインイベントではホワイトがマネジメントするファビオ・ウォードリーがジャスティス・フニをノックアウトした。