デビン・ヘイニーとテオフィモ・ロペスは、2024年8月16日にサウジアラビア・リヤドでの対戦について協議していたが、交渉は決裂したことが『ザ・リング・マガジン』の取材で明らかとなった。

145ポンドのキャッチウェイトで行われる予定だったこの一戦は、長年にわたり実現が期待されていたもので、ボクシング界でも特に若く注目されるスター2人による対決となるはずだった。

両者は『The Ring』が5月2日にタイムズスクエアで開催した興行で、それぞれ判定勝利を収めている。ヘイニーは元王者ホセ・ラミレスを下し、ロペス（22勝1敗、13KO）はアーノルド・バルボサ・ジュニアに快勝し、『The Ring』誌認定ジュニア・ウェルター級王座を防衛した。

「この試合をテオと実現させるのを楽しみにしていた。しばらく前から水面下で動いていたからな」と、ヘイニー（32勝無敗、15KO）は火曜日に『ザ・リング・マガジン』に語った。「今がまさに実現のタイミングだと思っていた。俺は自分のやるべきことはすべてやった。テオが契約書にサインするのを何日も待ったが、彼は結局『この試合はやりたくない』と公言した」

「俺は今でも、最も大きくて最高の試合を実現させる意志がある。リヤド・シーズンや『The Ring』、そしてトゥルキ・アル・シェイク閣下と共に、最良の相手と戦うことを楽しみにしている。テオはクソみたいなチキン野郎だ。どのプロモーターもあんなやつとは仕事すべきじゃない。みんなの時間を無駄にしたんだからな」

ロペス陣営は、コメントを拒否している。

26歳のヘイニーは、元ライト級4団体統一王者であり、現在はWBCの140ポンド級王者でもある。ラミレス戦は144ポンドで行われ、ヘイニーにとっては初のウェルター級での試合であった。

27歳のロペスもまた、元ライト級の4団体統一王者であり、現在はWBOとリング誌の140ポンド級王座を保持している。両者ともに、将来的な殿堂入りが確実視されるワシル・ロマチェンコに判定で勝利した経験を持つ。

Mike Coppingerは『ザ・リング・マガジン』の上級インサイダーであり、かつてはESPNのボクシング・インサイダーを務めていた。 XおよびInstagramの@MikeCoppingerをフォロー可能。