デビン・ヘイニーにとって、ボクシング界は5月2日にホセ・ラミレスと対戦する際、新たに進化した自分の姿を目にすることになる。そして、自分の顎について心配する必要はないと考えている。

ヘイニー（31勝0敗、1NC、15KO）は、ラミレス（29勝2敗、18KO）とリングで向かい合う時点で、およそ13か月のブランクを経ての復帰戦となる。

ヘイニーが最後にリングに立った試合では、ライアン・ガルシアとの対戦で3度ダウンを喫しながらも最後まで戦い抜いたが、判定負けを喫した。しかし、その後ガルシアは試合前のVADA薬物検査で禁止物質オスタリンの陽性反応を示し、1年間の出場停止処分を受けることとなった。

4月20日の試合はその後ノーコンテストに変更された。ヘイニーの無敗記録は維持されたものの、そのプライドは傷つけられた。

ガルシアは試合のための計量で3ポンドオーバーし、辛辣な侮辱と言葉の毒に満ちた緊迫した準備期間の間、酒を飲み、タバコを吸う。

二人は今年後半にリヤド・シーズンの興行で再戦するが、その前に、5月2日にニューヨーク市のタイムズスクエアから生中継される『リング』誌のイベントで次の対戦相手を突破しなければならない。

ガルシアはメインイベントでロランド・ロメロと対戦し、一方、ヘイニーはセミファイナルで元統一世界ジュニアウェルター級王者のラミレスと対決する。

ヘイニーの顎に疑問が投げかけられており、ラミレスはそれを試すことに意欲を見せる。しかし、オークランド出身のヘイニーは「何も心配することはない」と語る。

彼は今日ロサンゼルスの記者会見が行われた「ザ・マヤン」でこう語った。「俺はPEDを使っていた相手に対しても毎回立ち上がった。だから、俺には顎があることを証明したんだ。」

ヘイニーは、先週のニューヨークでの記者会見と同様に、数週間後には新しく進化した自分の姿をファンに見せると約束した。

「ボクシングのリングに戻れて嬉しいし、興奮している。今は集中していて、視界には一点しか見えていない。」と彼は語った。

「大一番はライアン・ガルシア戦だが、ホセ・ラミレスを侮るつもりはない。ライアン戦にたどり着くためには、まずラミレスを突破しなければならない。」

「俺はこれまでの自分よりもさらに進化した姿を見せるつもりだ。舞台裏で努力を重ね、技を磨いてきた。だから、新しく成長したヘイニーを期待してくれ。[ガルシアの]罰を決めるのは俺じゃないが、リングの中で痛めつけるつもりだ。でも今はラミレスに集中している。」

ラミレスは次のように語った。「5月2日が待ち遠しく、感謝している。この試合が自分にとってどれほど重要か分かっている。俺はもっと速く、もっと強くなる。この階級は違う。だから、これまでとは違うホセ・ラミレスを見せる。」