デヴィン・ヘイニーは、すでに二つの階級でタイトルを手にしており、次は三つ目の階級を見据えている。

26歳の元ライト級およびスーパーライト級王者は、11月22日にサウジアラビア・リヤドのANBアリーナでWBOウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニアと対戦する予定だ。

ヘイニー（32戦32勝15KO）は、ライト級などの下の階級で苦しんだような減量の問題はなく、147ポンドのウェルター級リミットを問題なくこなしている。しかし、この階級に長くとどまるつもりはないという。

「また上の階級に上がると思う」とヘイニーは『アリエル・ヘルワニ・ショー』で語る。「最終的には160ポンド（ミドル級）あたりまで行くかもしれないね。」

とはいえ今のところ、ヘイニーの頭の中はノーマン（28戦28勝22KO）のことでいっぱいだ。

24歳の王者ノーマンは、まるでビルをも倒すかのような破壊力を見せつけてきた。現在3試合連続KO勝ち中だが、その最新の一撃はいまだに話題を呼んでいる。

ノーマンは、東京・大田区総合体育館で日本のファイター佐々木尽を5回TKOで残酷に仕留めた。挑戦者は試合後、担架で会場を後にすることになった。

しかし、パワーは当たってこそ意味を持つ。ヘイニーはこれまで何度も、距離を保ちながら動き続け、外側から相手を翻弄してきた。5月2日にニューヨーク・タイムズスクエアで対戦したホセ・ラミレス戦でも、その巧みなボクシングをいかんなく発揮した。

ヘイニーにとって、敗北という選択肢は存在しない。すべてが計画どおりに進み、ノーマンからベルトを奪えば、その先に長く栄光ある王座ロードを描いている。

「しばらくはこの階級にとどまるつもりだ」とヘイニーは続けた。「この階級では気分がいいんだ。」