デビン・ヘイニーは、さらに王座コレクションを増やしたいと考えている。
ブライアン・ノーマンを破って
WBO世界ウエルター級王座を奪取してから数週間後、父でありトレーナーでもあるビル・ヘイニーが、次の一手についてエディ・ハーンに明かした。
「彼は、我々のウエルター級王者である
ルイス・クロッカーと戦いたがっている。王座統一戦だ」と、ハーンは複数の記者に語った。
ビッグファイトでの勝利を数多く重ねてきたヘイニーだが、11月22日にサウジアラビア・リヤドで挙げた
ノーマン戦の勝利は、その中でも最大級といっていい。プロキャリアで初めてアンダードッグとしてリングに上がったヘイニー(33勝0敗、15KO)は、その下馬評を覆してみせた。
しかし、結果的にそれらは問題にならなかった。ヘイニーは第2ラウンドにノーマン(28勝1敗、22KO)からダウンを奪い、判定勝ちで勝利。これにより、プロキャリア3階級目での王座統治をスタートさせた。
ハーンによれば、王座統一は現在の最優先事項である。
クロッカーは
9月13日、空位だったIBF世界ウエルター級王座を懸けてパディ・ドノバンにスプリット判定勝ちを収め、初の世界王座を獲得した。五分五分と見られていた試合で、クロッカー(22勝0敗、11KO)は2度のダウンを奪っている。28歳のクロッカーは今後の具体的なプランを明かしていないが、ビッグファイトを望んでおり、その中には
コナー・ベンの名前も含まれていた。
ハーンも同じ考えのようだ。ベン(24勝1敗、14KO)が最近、
ミドル級でクリス・ユーバンクを下した試合を見届けた後、百戦錬磨のプロモーターであるハーンは、147ポンド級での世界王座挑戦へと彼を押し上げようとしている。
ハーンは状況を注視しており、次の一手としてヘイニー対クロッカーにも思案を巡らせている。
「様子を見るよ」と彼は語る。「その案に反対というわけではない」。