ジェイク・ポールと
アンソニー・ジョシュアは金曜日、マイアミで初めて顔を合わせ、12月19日にNetflixで行われる試合に向けた記者会見を行った。
ポール(12勝1敗、7KO)は、今月初めに
ジャーボンテイ・デービスとの試合が
中止されたことを受け、元2団体統一ヘビー級王者ジョシュア(28勝4敗、25KO)という“本来あり得ないはずの相手”を要求し、実現させた。
ポールは、本来はライト級選手とのエキシビションに向けて195ポンドまで減量していたが、そこから一転して“時代を代表するヘビー級の一人”と戦う準備をすることになった。
「自分を追い込むのが好きなんだ。最大で最高の相手と戦うのが好きだ。『誰でも、いつでも、どこでも』と言ってきたし、それは本気で言っている」とポールは語る。
「俺は世界を驚かせる。自分の能力は分かっている。彼の能力だって分かっている。これは戦争になる。勝つのは最も優れた男だ。みんな俺が正気じゃないって言う。でも、俺は“妄想的な楽観主義”のおかげでここまで来たんだ。妄想だって? それが現実になるまではな。
見てみろよ。俺がボクシングを始めた頃、こんな状況になるなんて誰が想像した? 誰も俺が勝つとは思っていない。じゃあそのリストに名前を加えるといい。そして驚く準備をしておけ」
ポールによれば、デービス戦の後にジョシュア戦を行う計画は元々あったが、今回その予定が大幅に早まっただけだという。世界的なヘビー級選手をスパーリングパートナーに起用する予定だが、具体的な名前は明かさなかった。試合は8ラウンドで、ポールは215〜225ポンドでの出場を見込んでいるという。一方ジョシュアは契約上、245ポンドを超えてはならない。
「デービス戦に向けて減量していたから、再び体を戻すのは少し大変だった」とポールは言う。「俺は人生でやるべきことはすべて達成してきた。これはボーナスステージみたいなものだ。夢は全部叶えた。今回も“自分への新しい挑戦”だ。危険なのは分かってる。けど、彼も俺に対処しなきゃいけない。みんなが思っているような一方的な試合じゃない。俺は人を眠らせる力があるし、その能力もある。だからこそ、この挑戦を受けたんだ」
ジョシュアは本来、サウジアラビアで行われる『The Ring IV: Night of the Champions』の一環として、土曜日にカシアス・チェイニーとサプライズで戦う予定だった。さらにジョシュアは2月にもリヤドで別の試合を組んでおり、秋にはタイソン・フューリーとの対戦計画もあった。
しかしポールは、この“全ての計画を燃やし尽くす”と言い、ジョシュアを4〜5ラウンドで倒し、彼に予定されていたチャンスを自分が奪い取ると断言した。
「その計画全部に穴をあけてやる」とポール。「アイツをKOして、マッチルーム・ボクシングのCEOになって、全部変えてやる。来年は俺とタイソン・フューリーが戦う番だ。
12月19日には“最高のアンソニー・ジョシュア”を連れてこい。こっちも“キャリア最高のジェイク・ポール”を見せてやる。どっちが上かはその日分かるさ。
俺にはパワーもタイミングもある。見えないパンチで倒れるんだよ。俺は“巧妙なKOアーティスト”だってことを誰も評価してない。彼は気をつけないといけない。俺には“相手の見えない位置から寝かせるパンチ”がある——1000%な。
“自信”ってのは、この世で最も強力な力なんだ」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X (旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。