デビッド・モレルと
カラム・スミス(31勝2敗、22KO)の交渉期限が迫る中、WBOが介入する決定を下した。
両陣営には、175ポンド戦の合意を金曜の夕方までにまとめるよう猶予が与えられていたが、明らかに進展が見られなかった。そのため、同機関は入札手続きへ進むことになった。
両者が対戦すれば、スミス(WBO暫定王者)とモレル(同級2位)の勝者は、王者
ドミトリー・ビボルへの挑戦権を強くアピールできる立場となる。
スミス(31勝2敗、22KO)は、『ザ・リング』ランキング3位に位置しており、同6位のモレルと対戦することに強い関心を示している。理由は、キューバ人のモレルを世界でも屈指の実力者の一人と考えているからだ。
リバプール出身のスミスは、ここ数年で最も印象的な勝利の一つ、すなわち2月22日に行われた
ジョシュア・ブアツィ戦の判定勝(ユナニマス)を経て今回に臨む。一方、モレル(12勝1敗、9KO)は自身を立て直そうとしている。元2階級の“セカンダリー王者”である彼は、2月1日にデビッド・ベナビデスにキャリア初黒星を喫し、明確な判定負けを受けた。その数か月後の7月12日には、イマム・ハタエフ戦でダウンを喫しながらも物議を醸す判定勝を手にした。