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デビッド・ベナビデス対アンソニー・ヤード:両者のベスト勝利とは何か?
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Declan Taylor
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デビッド・ベナビデス対アンソニー・ヤード:両者のベスト勝利とは何か?
デビッド・ベナビデスアンソニー・ヤードは、合計57の勝利を積み重ねており、そのうち48はストップ勝ちによるものだ。

両者は、リヤドのANBアリーナで土曜夜に開催される The Ring IV: Night of the Champions のメインイベントで激突し、ベナビデスのWBCライトヘビー級タイトルが、ロンドン出身で2度の世界タイトル挑戦経験を持つヤードを相手に懸けられる。

DAZN PPVでライブ放送されるこの一戦を前に、それぞれのファイターにとってのベスト勝利を、年代順(新しい順)に振り返っていく。




デビッド・ベナビデス



オレクサンダー・グボズディク
2024年6月15日/ラスベガス・MGMグランド・ガーデン・アリーナ/12回判定勝ち(UD)

スーパーミドル級で10年を過ごしたベナビデスは、ついにライトヘビー級へ踏み出す決断を下した。だが新階級での初戦に “肩慣らし” などなく、WBC暫定王座を懸けて、いきなりザ・ネイルことグボズディクと対峙することになった。ウクライナ出身のグボズディクがそれまで喫した唯一の敗北はアルツール・ベテルビエフ戦のみだったが、この日はベナビデスのスキルに対してまったく打開策を見いだせなかった。ベナビデスは終始主導権を握って試合を進め、MGMグランドで行われたこの一戦を難なく判定勝ち(3-0)で制した。ジャッジの1人であるドン・トレッラは、119-109という大差をベナビデスにつけていた。

デメトリアス・アンドラーデ
2023年11月25日/ラスベガス・ミケロブ・ウルトラ・アリーナ/6回終了TKO(RTD)

これは、ベナビデスのキャリアの中でも最もエキサイティングなパフォーマンスの一つだった。しかも相手は、無敗のまま2階級を制した世界王者デメトリアス・アンドラーデだった。ロードアイランド出身のアンドラーデは、1ラウンドあたり平均わずか6.2発しか被弾しない “ボクシング界で最も当てにくい男” とされている。だがベナビデスは難なく的を捉えてみせた。6ラウンドを通して117発をクリーンヒットし、4回にはダウンを奪取。7回開始前、アンドラーデ陣営は試合続行を断念し、コーナーが試合をストップした。

アンソニー・ディレル
2019年9月28日/ロサンゼルス・ステイプルズセンター/9回KO

2019年、ベナビデスが防衛王者アンソニー・ディレルと対戦する前、一部には「このチャンスは若いベナビデスには早すぎるのではないか」と見る声もあった。しかし、フリント(ミシガン)出身の“ザ・ドッグ”を前に、ベナビデスは一歩も引かなかった。6回にはクリーンヒットでディレルのカットを生じさせ、その後も攻撃の手を緩めなかった。そして9回、ディレル陣営が試合続行を断念しタオルを投入。これにより、ベナビデスはカットによるストップ勝ちを収め、世界タイトルを手にした。




アンソニー・ヤード



リンドン・アーサー
2025年4月26日/ロンドン・トッテナム・ホットスパー・スタジアム/12回判定勝ち(UD)

これは、ヤードにとって爆発力全開の内容ではなかったものの、アーサーとの三度目の対戦でつかんだ重要な激闘勝利だった。両者とも、スパーズでの勝利が世界タイトル戦への足掛かりとなり、敗者は再びチャンスを得られないかもしれないということを理解していた。その夜、プレッシャーを最もうまく扱い、試合の大半を掌握して全ジャッジの支持を得たのはヤードだった。

リンドン・アーサー
2021年12月4日/ロンドン・コッパーボックス/4回KO

アーサーとの二度目の勝利が“忍耐と粘り強さ”を象徴する内容だったのに対し、その3年半前にマンチェスター出身のアーサーへ挑んだ“リベンジ戦”は、ヤードの冷酷なパワーを見せつける舞台となった。初戦でアーサーに敗れた悔しさを引きずっていたヤードは、コッパーボックスで一切の偶然に頼らない試合運びを見せた。4ラウンド以内にアーサーを完全に崩し、最後は右の一撃を頭部に叩き込んで試合をストップさせた。

ニコラ・シェクロカ
2017年12月9日/ロンドン・コッパーボックス/4回TKO

アルツール・アブラハム、カラム・スミス、サキオ・ビカとフルラウンドを戦い抜いた経歴を持つ、セルビア生まれのモンテネグロ人シェクロカは、2017年末の対戦で、台頭中のヤードに実戦ラウンドを踏ませる役割を果たすと見られていた。しかしロンドン出身のヤードは、そうした下馬評とはまったく異なる展開を描いた。2回に、はるかに経験豊富な相手からダウンを奪い、4回に試合を終わらせてしまったのだ。これは、元世界タイトル挑戦者シェクロカにとって、今なお唯一のストップ負けとして記録されている。

The Ring IV: Night of the Champions は11月22日(土)に開催され、DAZN PPVで米東部時間午後3時/グリニッジ標準時午後8時からライブ配信される(英国:£24.99、米国:$59.99)。


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