デビッド・ベナビデスは火曜、サウジアラビア・リヤドで行われた
「ザ・リングIV:ナイト・オブ・ザ・チャンピオンズ」の参加選手たちのグランドアライバルで先頭に立つ。
ベナビデスは、土曜のメインイベントで
アンソニー・ヤードと対戦し、WBCライトヘビー級タイトルを防衛する予定だ。この興行は、米国東部時間3時/英国時間20時にDAZN PPVでライブ配信される(UK:£24.99、US:$59.99)。
ベナビデスは初めて北米以外で試合をするため、早朝のリングウォークになるが、この異国の舞台と環境に万全の準備ができていると断言する。
「睡眠スケジュールを変えて、朝7〜8時に寝るようにしている。コンディションは問題ないと思う。これが世界王者でいる理由だ。どんな状況にも対応しないといけない」と、ベナビデスは『ザ・リング』のマイク・コッピンジャーとDAZNのトッド・グリシャム、セルジオ・モラとのインタビューで語った。
「減量は順調だ。たぶんキャリアでいちばん楽な減量だと思う。あと3ポンド落とすだけだ。いまは178ポンドだ。キャリアで最も楽な減量で、最高のキャンプの一つになっている。ワクワクしている。アンソニー・ヤードが準備万端で来るのはわかっているし、俺自身もしっかり準備している。」
ベナビデス(30勝0敗24KO)とヤード(27勝3敗24KO)の一戦は、ライトヘビー級トップ5同士の対決になる。
ベナビデスは『ザ・リング』2位、ヤードは4位にランクされている。元二度のスーパーミドル級王者であるベナビデスは、ライトヘビー級で対戦した
オレクサンドル・グボジク、デビッド・モレルのいずれも倒し切れていない。しかし“メキシカン・モンスター”は、序盤は強いが後半に失速してきたヤードを、コバレフやベテルビエフがそうしたようにKOできると信じている。
「俺のパワーがライトヘビー級に通用していないなんて事実じゃない。俺はこの階級の相手を傷められると確信している」とベナビデスは言う。「グボジクもモレルも俺の試合でダメージを受けた。今キャンプでは基礎に立ち返って、フットワーク、距離、ヘッドムーブメントを使っている。罠を仕掛ける必要がある。相手は大きい。168ポンドのときのように前に出続けるだけでは通用しない。いまはゲームプランに従って、ジャブを軸に組み立てる必要がある。」
「KOについてはそこまで気にしていない。言えるのは、いつものように俺が支配するということだ。ヤードを傷めるチャンスはいくらでも見える。あとはゲームプランに従うだけだ。」
ベナビデスは、カレブ・プラントやデメトリアス・アンドラーデを圧倒したときのようにヤードを激しく倒し、ファンがシンコ・デ・マヨやメキシコ独立記念日の“伝統のビッグファイト枠”での主役に彼を望むようになる未来も思い描いている。これらの日程は10年以上にわたり、宿敵カネロ・アルバレスが独占してきた。
「どんなハードな試合からも逃げない」とベナビデスは言う。「アルツール・ベテルビエフ、ドミトリー・ビボル、ジルベルト・ラミレス、ジャイ・オパタイアと戦いたい。自分の名前を確立する唯一の方法はこれだし、ビッグデートを奪う唯一の道だ。ファンが見たいと思う最大の試合を全部やる存在になりたい。それを実行するだけだ。」
土曜の興行には、以下の試合も組まれる。
- ブライアン・ノーマン(28勝0敗22KO、1NC)が、デビン・ヘイニー(32勝0敗15KO)を相手にWBOウェルター級王座を防衛する。
- ザ・リング/WBC/WBOスーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(22勝0敗15KO)が、WBA王者フェルナンド・マルティネス(18勝0敗9KO)と統一戦を行う。
- アブドゥラ・メイソン(19勝0敗17KO)とサム・ノークス(17勝0敗15KO)が、空位のWBOライト級王座を争う。
- ヴィト・ミエルニッキJr.(21勝1敗12KO) vs サミュエル・ンモマ(21勝0敗5KO)/10回戦・ミドル級
- モハメド・アラケル(6勝0敗1KO) vs 李佳明(7勝5敗4KO)/6回戦・ジュニアライト級
- フリオ・ポラス・ルイス(13勝0敗9KO) vs ピウス・ムペンダ(11勝4敗1分5KO)/6回戦・スーパーミドル級
- スルタン・アルモハメッド(1勝0敗0KO) vs ウメシュ・チャバン(3勝1敗1分0KO)/4回戦・ライト級
- 「ザ・リングIV:ナイト・オブ・チャンピオンズ」は土曜開催で、米国東部時間15時/英国時間20時からDAZN PPVでライブ配信される。
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライター。X と Instagram では @ManoukAkopyan をフォローできる。