デビッド・ベナビデスは、
カネロ・アルバレスとの将来的な対戦が日を追うごとに遠のいていると考えている。
アルバレス(63勝2敗2分、39KO)は、
ラスベガスのアレジアント・スタジアムで土曜夜、Netflix配信で
テレンス・クロフォード(41勝0敗、31KO)と対戦する予定だ。
スーパーミドル級の統一王者であるアルバレスは、近年ベナビデス戦を度々退けてきた。かつてベナビデスが正規挑戦者となり、試合当日に体格差が大きすぎるのではという懸念を払拭するためにリハイドレーション条項を受け入れていたにもかかわらずだ。
元2度のスーパーミドル級王者のベナビデスは、2024年にライトヘビー級で再スタートを切り、すでにオレクサンドル・グヴォジクとデビッド・モレルに勝利している。
現在は11月22日、サウジアラビアで開催されるリヤド・シーズンの大会でアンソニー・ヤードと対戦する準備を進めている。
ベナビデス(30勝0敗、24KO)とアルバレスは現在トゥルキ・アル・シェイクと共に動いているが、その展開でさえもベナビデスはアルバレス戦の実現に楽観的にはなれていない。
「正直言って、俺とカネロの試合は168では絶対に起こらない。もう168に戻るつもりはない。175で快適だし、ここで世界王者だ。だからもし彼が175に上げてくるなら、それで構わない」とベナビデスは最近記者に語った。
「でも、いつかこの試合が決まるかもしれないとか、あの試合が決まるかもしれないとか、そんな幻想の世界に生きるつもりはない。俺は試合を得るためにやるべきことはやってきた。これはボクシング界最大級の試合の一つだ。でも試合を望まない相手に時間を浪費するつもりはない。本当に俺と戦おうとする相手と戦うつもりだ。」
ベナビデスによれば、アル・シェイク閣下は、今年初めにカネロが署名した4試合契約の最後にベナビデス戦を行いたいと伝えてきたという。クロフォード戦の次がその契約の3戦目となる。
「プランはアクティブに戦い続けることだ」とベナビデスは語った。「俺はまだPBCとアル・ヘイモンと契約しているが、[アル・シェイク]とも一緒にやっている。このサイドでは誰も値段を吹っかけることはできない。そんなことは許されない。みんな十分に稼いでいるから、俺ももっとチャンスを得て、ずっと追い求めてきたビッグファイトを実現できると期待している。
『どこへ向かうかはこれからだが、まずは11月22日のアンソニー・ヤード戦が第一歩だ。』」
アルバレス対クロフォードの試合については、以前は番狂わせを起こすクロフォードに「70%のチャンスがある」と語っていたが、いまは評価を修正してアルバレス有利と見ている。
「いい試合になるよ。体重差を考えればアルバレス60、クロフォード40くらいだ」とベナビデスは語った。「ただ、クロフォードのスキルを軽視することはできない。彼はリングで本当に驚異的なファイターであり技巧家だ。」
Manouk Akopyan はザ・リングのリードライター。Xとインスタグラムで@ManoukAkopyanをフォローできる。