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デイブ・アレンとアルスランベク・マクムドフ、ヘビー級戦線で存在感を保つための一戦
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John Evans
John Evans
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デイブ・アレンとアルスランベク・マクムドフ、ヘビー級戦線で存在感を保つための一戦
イングランド・シェフィールド発――デイブ・アレンは、土曜夜にアルスランベク・マクムドフと対戦し、自身が「トップクラスのヘビー級」であることをついに証明したいと意気込んでいる。



勝利すればデイブ・アレンのキャリアがどこへ向かうのか、多くの憶測が飛び交っているが、ドンカスター出身の33歳アレン本人は、勝利すればデイブ・アレンのキャリアがどこへ向かうのか、多くの憶測が飛び交っているが、ドンカスター出身の33歳アレン本人は、デオンテイ・ワイルダークブラト・プレフといった名の挙がる将来的な対戦について、あまり深く考えないようにしている。

イギリスのライバルであるジョニー・フィッシャーを破ったことが、彼のキャリアを再び活気づけた。今では再び注目の的になることを楽しんでいる。

「みんな『次は誰と戦う?』って聞いてくるけど、これは俺にとって世界タイトルマッチなんだ。キャリア最大の試合だよ」と、木曜の最終記者会見でアレンは語った。「俺は金のために戦うんじゃない。もちろん金はありがたいけど、結局俺の奥さんが全部使うから、俺には関係ないんだ(笑)。

今ほしいのは“リスペクト”だ。みんなに“あいつはトップクラスのヘビー級だ”って言われたい。世界王者にはなれないかもしれないけど、この男(マクムドフ)に勝てば、そう言ってもらえるはずだ。それで十分なんだ。俺にとってこれがすべてだし、気合が入っているときの俺は、簡単には倒せない男だよ。」


アレンが、5人の候補者の中から“強打者”アルスランベク・マクムドフを自ら選んだという報道は広く知られている。彼がその危険な相手をあえて選んだ理由は、「恐怖」をモチベーションにしてトレーニングキャンプを乗り切るためだったという。

恐れが原動力となって準備を進めてきたアレンだが、試合まで残り2日となった今は、自分に有利に働く試合の要素に集中している。

「5人の中で一番デカくて怖くて、スタイル的にもいい相手を選ぼうと思ったんだ」とアレンは語った。「マクムドフはものすごいパンチャーだけど、力やパワーは気にしない。俺にちゃんと当てようとしても、きっと苦戦するはずだ。あいつは“戦うこと”しか知らない。ボクシングができないとは言わないけど、やろうとしないタイプだよ。きっとフィッシャーのときみたいに前に出てくるだろうけど、俺に当てるのは難しいし、だんだん苛立ってくると思う。

あいつは前に出てきて打ち合いに来るはずで、そういう相手には誰にも負けないっていつも言ってる。土曜にどうなるか見てみよう。彼は本当に強い選手で、俺は今までこんなに強い相手に勝ったことはない。でも、あいつのスタイルは俺にとってやりやすいと思ってるんだ。」



普段は控えめなアレンだが、今回は珍しく自信に満ちた発言をしているとはいえ、決して楽な試合になるとは思っていない。

「判定で勝つと思ってる」とアレンは語った。「序盤は少し苦しい時間帯があるかもしれないけど、気持ちが乗ってるときの俺は、ほとんど動かせない岩みたいなもんだ。今はその気になってる。

最初の数ラウンドはめちゃくちゃになるだろうね。あいつは前に出てくる。でも第4ラウンドが始まったとき、俺みたいなデカい奴がニヤッと笑ってるのを見たら、そこから本当の戦いが始まる。試合は4ラウンド目からだよ。」

もしこの土曜の夜、アレンにとって“あり得ないチャンス”が訪れるとすれば、それは世界レベルへの扉をこじ開ける機会となる。一方で、マクムドフにとっては「絶対に落とせない試合」だ。彼がかつて期待された高みへ戻るためには、この戦いに勝たなければならない。

36歳のロシア人マクムドフは、プロデビューから18連勝を飾り“自然の猛威”とまで称されたが、この20か月間は精彩を欠くパフォーマンスが続いている。


2023年12月にドイツの名手アギット・カバイエルに4ラウンドTKOで敗れたこと自体は、恥じるような結果ではなかった。
しかし、2024年8月にグイド・ヴィアネッロに7ラウンドTKOで敗れた試合では、彼が一方的にアウトボクシングされた内容が衝撃的だった。

マクムドフは序盤からペースをつかめず、ドクターストップがかかる頃には片目が完全にふさがっていた。

その後、6月には格下リカルド・ブラウンを一蹴して再起を果たしたが、今週末の試合が自分のキャリアにおいてどれほど重要かは十分に理解している。

「イギリスで戦うのは初めてだから、とてもワクワクしている」とマクムドフは語った。「これは自分にとって大きなチャンスだ。まずはビッグネームへの扉を開くための機会。そしてもう一つは“人生を懸けた戦い”であるということ。勝つために全てを懸ける。」

マクムドフは、この試合が提案された当初、デイブ・アレンのことをまったく知らなかったと明かしているが、今では彼の映像を研究し、分析を重ねているという。彼にとってこの試合はあくまで“ビジネス”だ。

「いい人だと思うよ。家族思いだし、俺と似てる」とマクムドフは話した。「でも土曜の夜はただのボクシングだ。上手く戦ったほうが勝つ。それだけの話だ。結局これはスポーツだし、俺たちは家族のために金を稼ぎ、食卓に飯を運ぶためにリングに上がる。シンプルなことさ。アレンは面白いスタイルを持っていて、良いボクサーだ。まったく異なる二つのスタイルのぶつかり合いになる。どちらが上かは、リングで分かるだろう。」

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