ニューヨーク発――約2年半の引退期間を経て復帰した
ガブリエル・ロサドが、バークレイズ・センターでヴォーン・アレクサンダーに判定勝ちして2連勝を飾る。スーパーミドル級8回戦で、3人のジャッジはいずれも79-73、79-73、80-72という大差のスコアをつけた。
アレクサンダー(19勝17敗2分、16KO)とロサド(28勝17敗1分、16KO)は、いずれも二桁の敗戦を抱え、同い年という共通点を持っていた。しかし、それ以上の共通点はなかった。
ロサドは同じ“職人肌”の相手にほとんど苦戦せず、正確なジャブとパンチの打ち分けが勝敗を分けた。アレクサンダーが攻めに出ず、手を出さなかったことも敗因を大きくした。
ダミアン・クニバがジョーイ・ダウェイコをノックアウトで下す
どれだけ頑張っても、ダウェイコ(28勝14敗4分、16KO)は流れを止めることができず、クニバ(17勝0敗、11KO)に7回で brutal にストップされる。
3連敗となったダウェイコは、ヘビー級戦でベストを尽くした。ガードを高く構え、前へと突進したが、クニバの異常な16インチのリーチ差が壁となり、接近戦に持ち込むことはほぼ不可能だった。
遠い距離では、フィラデルフィア出身のダウェイコは打たれ放題の的になった。タフなあごを見せたものの、クニバは距離をキープして主導権を握り続けた。ポーランド出身の巨漢は一切プレッシャーを感じることなく、7回に一気に畳みかけてダウェイコを倒し、コーナーがタオルを投入して試合を止めた。