デレク・チゾラは、今年の夏後半に50戦目であり最後となるかもしれない試合で、ヘビー級世界タイトルマッチに臨む可能性がある。
『ザ・リング・マガジン』が得た情報によると、IBFはそのチャンピオンであるダニエル・デュボア(22勝2敗、21KO)に対し、ランキング1位のデレク・チゾラ(36勝13敗、23KO)との防衛戦を6月21日までに行うよう命じる予定であり、その義務試合の正式な指令は4月22日に出されるという。このニュースは『ワールド・ボクシング・ニュース』が最初に報じた。
IBFの広報担当者は『ザ・リング』に対し、次のように述べた。「デレク・チゾラはダニエル・デュボアにとっての指名挑戦者であるが、義務試合の指令が出されるのは4月22日である。」
「デュボアの義務防衛戦が6月21日に予定されているため、エリミネーターを行う十分な時間がない。」
しかしながら、デュボアがオレクサンドル・ウシクのWBA、WBO、WBC、そしてThe Ringの王座と統一戦を目指す可能性が高いと広く予想されている。
その場合、ウシクとの試合がチゾラとの指名試合よりも優先される。
広報担当者はさらに、「もしダニエル・デュボアが統一戦を追求するのであれば、それが指名試合よりも優先されることになる」と付け加えた。
41歳のチゾラは先月、キャリア49戦目を迎え、オット・ワリンに判定勝ちしている。また、昨年の夏にはジョー・ジョイスとの激闘を制して判定勝ちを収めた。
一方のデュボアは、昨年9月にウェンブリー・スタジアムでアンソニー・ジョシュアを5ラウンドでKOして以来、試合から遠ざかっている。
当初は2月22日にリヤドでジョセフ・パーカーと対戦する予定だったが、試合週にウイルスにかかり、「ダイナマイト」はその試合から外されることとなった。