ニュージャージー州ニューアーク —
ダミアン・クニバは土曜夜、マルチン・シワイを打ちのめし、リングサイドのドクターがシワイの続行不能を判断した。
プルデンシャル・センターで行われたヴィト・ミエルニツキJr対カミル・ガルジェリクのアンダーカードで、ヘビー級の一方的な展開となったこの試合は、8回終了後にハーヴィー・ドック主審がテクニカルノックアウトを宣告し、クニバの勝利となった。シワイは左目の上を大きくカットし出血しており、試合を通してクニバに頭部とボディを容赦なく攻め立てられた。
ポーランド・ビドゴシュチ出身のクニバは戦績を16戦全勝(10KO)に伸ばした。早い回でのストップができなかったことに不満を感じていたが、試合1週間前のスパーリングで左目の上をカットしており、その傷が試合中に開くのを警戒していたという。
一方、チェンストホバ出身のシワイは戦績を25勝1敗1分(12KO)とした。
「もう少しうまくやれたと思うけど、全体的には悪くなかった。しっかりした内容だったし、自分にとってはとても楽な試合だった」とクニバは『ザ・リング』誌に語った。「試合直前に負傷して大変だったけど、それでも試合をしたかった。どうしてもリングに立ちたかったし、何があっても止められることはなかった」
身長6フィート8インチ(約203cm)、体重254.5ポンド(約115kg)のクニバは、主にジャブを軸に戦い、自身の得意とする距離を保ちながら、時折右ストレートをヒットさせた。シワイは接近戦に持ち込もうとしたが、左フックの多くをクニバが右グローブでブロックし、有効打をほとんど当てることができなかった。
8回には、クニバがシワイを倒せると確信し、頭部とボディに多彩な連打を浴びせた。血まみれになりながらもタフなシワイはゴングが鳴るまで踏ん張り続けた。
7回後半、クニバの右のボディブローがシワイを苦しめ、後退させた。さらに同回序盤には左フックのボディブローも効いていた。
6回の立ち上がりには、クニバのオーバーハンドの右がシワイを後退させ、同時にシワイの左目の上から出血が始まり、疲労も見て取れた。
Keith Idec は『ザ・リング・マガジン』の上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。