台頭中のスーパーバンタム級、クリストファー・ロペスが、元フライ級世界王者エルナン・マルケスと9月20日、メキシコ・タマウリパス州のエスタディオ・デ・アルタミラで対戦する予定だ。
ロペス(19勝0敗2分、13KO)とマルケス(48勝11敗2分、33KO)は「Latin KO」プロモーションのメインを務め、メキシコではテレビサで放送される。
ロペスはマルケスより8歳若く、戦績に価値ある名前を加えたいところ。対するマルケスは23カ月ぶりのリング復帰で、大舞台復帰を狙うなら敗戦は許されない状況だ。
セミでは、元世界タイトル挑戦者の
ダビド・クエジャルが、
中谷潤人のWBCバンタム級タイトルに挑んで敗れて以来となる復帰戦に臨む(2月24日以来)。クエジャル(28勝1敗、18KO)は、ベネズエラのフアン・カルロス・マンシーリャ(12勝1敗、6KO)と対戦する。
アンダーカードには有望株が数名登場し、スーパーバンタム級のヘスス・レサマ(10勝0敗1分、4KO)もラインアップされている。
2016年にプロ転向したロペスは、過去5年でわずか8試合にとどまる。グアダラハラ出身の彼にとって最大の勝利は、2021年10月に元世界タイトル挑戦者フランクリン・マンサニージャを3-0の判定で下した一戦だ。
その後2022年は2試合を戦い、2023年は唯一の試合でブランドン・ガメスと引き分けた。2024年は2試合をこなし、今年はここまで1試合を消化している。
マルケスは2005年デビュー。最初の27連勝の後、リッチー・メプラナム(10回判定)とノニト・ドネア(8回TKO)に連敗を喫したが、2011年4月、ルイス・コンセプシオンとの激闘を11回TKOで制し、WBAフライ級王座を戴冠した。
その後は2度の防衛に成功し、うち1度はコンセプシオンとの再戦を初回ストップで下した。しかし2012年11月、統一戦でWBO王者ブライアン・ビロリアに12回KO負けし、王座を失った。
現在36歳の古豪は、その後もリングに上がり、2018年には旧WBOフライ級王座への挑戦でフアン・フランシスコ・エストラーダ(10回KO負け)、旧敵コンセプシオン(12回判定負け)、フランシスコ・ロドリゲスJr.(3回KO負け)らと対戦している。
「タイソン」はそれ以降わずか6試合(5勝)にとどまるが、4度目の対戦となったコンセプシオンに2-1判定で勝利も記録。直近では2023年10月、のちのWBAバンタム級王者アントニオ・バルガスに10回判定で敗れている。
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