オールスターズ・ボクシングは、無敗のコロンビア人フライ級
ユベルジェン・マルティネスとの契約を発表した。
プロモーション代表トゥト・ザバラは、先週コロンビア・ボゴタで開催されたWBO総会の際、マルティネスがフアン・アゲロを2回TKOで下した直後に、2度のオリンピアンである同選手との契約をまとめた。
ザバラは
「ザ・リング・マガジン」に「[2016年]オリンピック銀メダリストのユベルジェンをチームに迎え入れられることを非常にうれしく思う。」と語った。
「以前から一緒にやろうと話し合ってきたが、ついに実現した。我々の会社は主に軽量級の選手を手がけており、ユベルジェンには近いうちに必ず世界タイトル挑戦のチャンスを用意するつもりだ。時間を無駄にする余裕はない。ユベルジェンはコロンビアでもっとも人気のあるファイターの一人であり、2026年には同国でESPN Knockoutシリーズの開催も計画している。」
マルティネス(6勝0敗, 6KO)は、アマチュアで350戦以上の経験を持ち、ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング(WSB)では7戦全勝を記録。さらに、2016年および2020年のオリンピックでコロンビア代表として出場した。
マルティネスはアマチュア時代に数々のタイトルを獲得しており、2017年世界選手権で銅メダル、2018年と2023年の中米・カリブ海競技大会で金メダル、さらに2018年の南米競技大会でも金メダルを手にしている。
北部の港湾都市トゥルボ出身の34歳マルティネスは、2020年オリンピックで準々決勝に進出した後、2022年7月にプロへ転向した。
しかし、その後の歩みは順調とは言えず、パリ大会出場を目指して一時的にアマチュアへ復帰したものの、五輪予選で敗退。再びプロのリングに戻ることとなった。
マルティネスは声明で「支援と信頼を寄せてくれたオールスターズ・ボクシングに心から感謝したい。私を信じ、常にそばで支えてくれたこと、そしてリングの内外で成長し続けるよう励ましてくれたことに感謝している。」と述べている。
「あなたたちは単なるプロモーターではなく、私にとって励まし導いてくれる家族のような存在だ。この夢の一員として支えてくれたこと、すべてを価値あるものにしてくれたことに改めて感謝する。これからもさらに高みを目指し、常に頭を上げ、目標を見据えて進んでいく。」
マルティネスの加入は、ザバラと南米コロンビアとの長年の関係をさらに深めるものとなった。ザバラが初めてコロンビアを訪れたのは41年前、ミゲル“ハッピー”ロラと共に現地入りし、ロラのWBCバンタム級王座獲得を支援したのが始まりだった。
その後も、シュガー・ベイビー・ロハスやカルロス・マウッサといったコロンビア人世界王者、さらにはかつて有望株とされたジョエル・フリオらとも仕事を共にしてきた。
質問やコメントは Anson(メール:[elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk))まで送ってください。Xでは
@AnsonWainwr1ght フォローできます。