クラレッサ・シールズと
フランション・クルーズ=デゾーンは、10年の時を経た再戦として、2月22日にデトロイトのリトル・シーザーズ・アリーナで対戦することが、火曜日に発表された。試合は
DAZNで配信される。
シールズ(17勝0敗、3KO)とクルーズ=デゾーン(10勝2敗、2KO)は、2016年11月にプロ初戦として対戦し、4回戦の末、シールズが3-0の判定勝ちを収めた。今回はその続編であり、はるかに大きな意味を持つ。シールズは自身が保持する女子ヘビー級4団体統一王座の2度目の防衛戦に臨むことになるからである。
また、この試合は、シールズが先月発表したサリータ・プロモーションズおよびウィン・レコーズとの
800万ドル契約後、初めてリングに上がる試合でもある。
「2016年当時、私はちょうどオリンピックで2つの金メダルを獲得したばかりで、アマチュアからプロに転向したばかりだった。対戦相手を見つけるのが非常に難しかったが、フランションがステップインしてくれた」とシールズは語った。「あの勝利から私は大きく成長し、19の世界タイトル、ESPY賞、その他数えきれない実績を手にしてきた。でも、私とフランションの間にはまだ片付いていない決着がある。彼女は“世界タイトル戦なら私を倒せる”みたいなことをずっと言ってきた」
「初戦では判定勝ちだったが、2月22日は同じ展開になるつもりはない。私はフランションを倒し、KOでこの試合を終えるつもりである。ここ数試合はケガを抱えながら戦っていたが、今は100%の状態である。フランションはエリートだが、私は“スーパーエリート”であり、そのことを試合当日に証明するつもりである」
一方、クルーズ=デゾーンは6月にシトラリ・オルティスを相手にスーパー・ミドル級王座の防衛を果たし、マジョリティー判定で勝利している。
「私はこの瞬間のために長く待ち、努力してきた。そしてついに再び相まみえる時が来た」とクルーズ=デゾーンは語った。「今回は、素晴らしいレガシーを持つチャンピオン同士としての対戦である。私はさらに偉大になるために階級を上げ、“地獄”に足を踏み入れ、自分の“天国”を作りに行くつもりである。私はどこへ行っても自分を貫ける“ワールドワイドな女”であり、デトロイト、そして世界に素晴らしい試合を届けるのが待ちきれない」
「この試合は、クラレッサ・シールズがデビュー当初から体現してきたすべてを象徴している。ハート、勇気、そして世界中の女性のために偉大さと平等を追求し続けてきた揺るぎない姿勢である」とサリータ・プロモーションズ代表のドミトリー・サリータは語った。
「約10年前、クラレッサとフランションはプロデビュー戦としてリングに立った。そこから両者は女子ボクシング界の世界王者となり、国際的な存在へと成長した。そして今、史上最大規模の契約のもと、再びリングで激突することになる。この試合は国際的にも大きな意味を持つ」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。
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