クリス・ユーバンク・ジュニアは、現在抱えている健康問題を克服するまではボクシングをしないと誓い、いつ完全なコンディションに戻れるのか自分でも分からないと認めた。
明らかに消耗したユーバンクは、11月15日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで
宿敵コナー・ベンに完敗した際、かつての姿の殻にすぎないように見えた。
36歳の彼は、待望の再戦となった試合の最終回で2度ダウンを喫したにもかかわらず、最終ラウンドまで戦い抜いたこと自体は評価できる内容だったが、試合はベンのユナニマスデシジョンで終わった。
最終ラウンドのゴングからおよそ1時間後、ユーバンクは試合後の記者会見の席についたが、ファイトナイトにたどり着くために
地獄を経験したと述べながらも、合宿中に何が起きていたのか、その詳細を明かすことは拒んだ。
現在、ユーバンク(35勝4敗、25KO)は、病院で処置を受けている様子を映した動画をSNSに投稿している。映像では、全身麻酔下と思われる状態で、カメラの付いた管を喉へ通されている姿が確認できる。
キャプションにはこう書かれていた。
「ここ1年、いろいろな健康問題に対処してきたが、先月ついに全部が自分に追いついてきた」
将来について、彼は次のように記した。
「自分が100パーセントに戻るまでは再びボクシングをするつもりはない。そして、それがいつになるのか自分でも分からない。
「だが一つだけ確かなことがある。どんなときも自分を支えてくれたファンのために、いつの日かかつての自分が大きくカムバックできるよう、持てる力のすべてを尽くすつもりだ」
彼の父でありレジェンドのクリス・シニアは、すでに息子は引退すべきだと主張しており、
ハーレム・ユーバンクも最近『ザ・リング・マガジン』に対し、いとこであるクリスはもう証明すべきものは何も残っておらず、将来を考えるべきだと語っている。