コーデール・ブッカーは、今もなお自分が世界王者になると信じている。ただ、その時がまだ来ていないだけである。

この数週間、部屋に誰がいようと、ブッカーがそこに入れば、自分がその場にふさわしいと感じていた。それが、6連勝という実績の力である。そして、WBCおよびWBO世界スーパーウェルター級タイトルを保持するセバスチャン・フンドラとの対戦を打診された時も、彼は大きな格下扱いであったにもかかわらず、自分が場違いだと感じることは一度もなかった。

しかし、自信に満ち溢れていたとはいえ、フンドラのような非常に背が高く、技術もある相手に対して、自分のゲームプランを実行することは容易ではなかった。

ブッカーにとって成功の瞬間はわずかだった。ジャブは効かず、パワーパンチも無力であり、フットワークも通用しなかった。これらすべてが災難の要因となり、第4ラウンドでのストップ負けという結果を招いた。

フンドラのタイトルベルトを手にすることなく会場を後にするのは、決して楽なことではなかったが、ブッカーの自信は、試合中に浴びたパンチのような打撃を受けてはいなかった。この夜は彼の日ではなかったが、それでも彼がうなだれる姿を見ることはない。

「勝ちは得られなかったが、俺はまた戻ってくる」とブッカーは記者団に語った。「これは俺の終わりじゃない。ただの通過点にすぎないんだ。」

これはボクシングという競技における成長の痛みであり、ブッカーにとっては慣れ親しんだものでもある。

2022年、初のステップアップ戦で、ブッカーはオースティン・ウィリアムズに第1ラウンドであっさりと止められた。あの試合は恥ずべき結果だったが、そこから多くのことを学んだ。そして、その教訓は彼のキャリアで最高の勝利のいくつかにつながった。しかし、それでもなお、彼が壁を乗り越えることはできなかった。

今回、再び敗北を記録に刻むことになったブッカーは、過去の挫折に目を向けている。スーパーウェルター級の底辺がどれほど深いものか、彼は覚えている。そして、その底から這い上がるために必要だったものもまた、彼は忘れていない。

「これは学びの経験だ」とブッカーは続けた。「俺はまた立ち上がるさ。」