チャーリー・エドワーズは、今週末リバプールで行われる注目のバンタム級戦でアンドリュー・ケインと対戦するにあたり、経験が勝負の決め手になると考えている。
エドワーズ(20勝1敗、7KO)は、2019年にWBCフライ級王座を返上して以降、約5年間にわたりボクシング界での存在感を維持するために戦い続けてきた。そして昨年、ついに再び注目を集めることに成功した。
まず、ワッサーマンとプロモーション契約を結び、地上波テレビの大観衆の前でヨーロッパ王座を獲得した。
そして、勢いに乗るイギリス・コモンウェルス王者のケインと対戦するという大胆な決断を下し、周囲を驚かせた。
2023年、ケイン(13勝1敗、12KO)はスーパーバンタム級で戦っていたが、イオヌート・バルータとの激しい10ラウンド戦の末、僅差のスプリット判定で敗れた。その試合では、ケインが初回にバルータを2度ダウンさせたものの、その際に手を負傷した。
エドワーズはしっかりと準備をしている。32歳の彼は、経験豊富で賢いボクサーであり、ケインの試合を何度も見返して研究してきた。リバプール出身のケインが危険な選手であることは疑いようがないが、エドワーズは試合が長引けばケインが自信を失う兆候を見せると確信している。
「アンドリューが脅威であることは分かっている。でも、俺はその相手に対して特別なパフォーマンスを見せることができる」とエドワーズは『ザ・リング・マガジン』誌に語った。
「彼はノックアウト・アーティストだ。でも、経験が浅い。12ラウンドを戦ったことがない。その事実が彼の頭の片隅にあるはずだ。唯一の10ラウンド戦はバルータ戦だったが、初回で手を負傷し、骨折したと言っている。
俺はその試合を研究した。彼は7~8ラウンドまでバックハンドを振り続けていたが、その後は投げなくなった。それなのに『1ラウンド目で手を負傷した』と言うのは言い訳なのか、それとも本当なのか。真実を知っているのは彼自身だけだ」と続けた。
エドワーズの言う通り、彼はプロとしての経験において大きなアドバンテージを持っている。彼は2015年からタイトル戦を戦い続けており、その年にケインがプロデビューした。ブリティッシュ、ヨーロピアン、そして世界タイトルをすべて12ラウンド戦で獲得してきた彼は、自身の経験とフットワーク、動きがアグレッシブなケインにとって大きな問題になると考えている。
「彼は『俺をKOする』と言うだろう。でも、KOできず試合が後半戦、チャンピオンシップ・ラウンドに入ったらどうするつもりなのか」とエドワーズは語った。
「正直に言おう。俺はめちゃくちゃ仕上がっている。俺のスタミナとエネルギーは誰もが知っている。そして何より、俺は足を使って動く。
彼がこれまで戦った相手は誰もフットワークを使わなかった」と締めくくった。