セシリア・ブレークフスが望んだ通りの形で殿堂入りキャリアに幕を下ろす。
44歳の元女子ウェルター級4団体統一王者は、土曜の夜、スロベニアのサウスポー、
エマ・コジンを判定で完封し、WBCとWBOのスーパーウェルター級タイトルを奪取。これがブレークフスのラストファイトとなった。
ブレークフスはノルウェー・リレストロムのNOVAスペクトルムで行われた試合で、98-92、97-93、96-94の判定でコジンに勝利した。コロンビア生まれのブレークフスは幼少期に養子としてノルウェーに渡って以来、同国を拠点にしてきた。
前戦でWBC暫定スーパーウェルター級王座を獲得していたブレークフスだが、今回のコジン戦の勝利で正式に2階級制覇王者としての地位を確立した。
“ファースト・レディ”の愛称で知られる女子ボクシングの先駆者は、通算戦績39勝(9KO)2敗1分という輝かしい記録を残してグローブを置く。
一方のコジン(24勝2敗1分、12KO)は、ブレークフスと女子ボクシング史上最も実績ある5階級制覇王者クラレッサ・シールズ(17戦全勝、3KO)に対する2度の判定負けのみでキャリアを汚している。
Keith Idecは『ザ・リング』の上級ライター兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxingで情報を発信している。