英国ボクシング界の伝説、
リッキー・ハットンは先月、自宅で首を吊った状態で発見されたことが、木曜日に行われたストックポート検視裁判所の報告で明らかになった。
簡易的な審問の中で、マンチェスター南部地区の上級検視官アリソン・マッチによって、46歳のハットンの死亡に関する調査が開始され、3月20日まで延期された。マッチ検視官は、仮の死因として「縊死」を提示した。
ハットンはこれまで、自身のメンタルヘルスとの闘いについて公に語ってきた。彼は2012年の現役引退後、何度も自殺願望に悩まされたことを認めていた。
マッチ検視官の報告により、ハットンが自殺で亡くなったという憶測が正式に裏付けられた形となった。
ハットンの長年の友人であり著名なボクシングマネージャーでもあるポール・スピークは、ドバイ行きのフライトのためにマンチェスター空港へ送る予定でハットンの自宅を訪れたが、彼が反応しない状態であることに気づいたという。救急隊が駆けつけたが、現場で死亡が確認された。
裁判所の発表によると、ハットンが家族に最後に目撃されたのは9月12日(金)であり、その際には「元気そうに見えた」という。しかし、翌日の9月13日(土)に出席予定だったイベントには姿を現さなかった。
10月10日に行われた葬儀では、数千人のファンがマンチェスターの街路に並び、彼を見送った。ハットンの長年の友人であるポール・スピークと息子のキャンベルが、愛されたボクサーの棺を担ぐ役を務めた。