カネロ・アルバレスは、2013年に対戦した際、なぜフロイド・メイウェザー・ジュニアが史上最高の一人であり、同世代で最強と称されるのかを身をもって知ることとなった。

当時23歳のアルバレスに対し、36歳のメイウェザーは余裕を持って技術の差を見せつけ、判定勝ちを収めた。まだ経験の浅かったメキシコの新鋭は圧倒された形となった。

12年が経ち、スーパー・ミドル級王者のカネロ・アルバレス（63勝2敗2分、39KO）は、4階級制覇を成し遂げ、メイウェザーの後継者としてパウンド・フォー・パウンドのトップに君臨するテレンス・クロフォード（41勝無敗、31KO）と9月13日に対戦予定だ。

「クロフォードはメイウェザーより少し上だと思う」とアルバレスはFightHypeに語った。「でも、今のカネロは経験を積んでいる。これはまったく別の試合で、他の試合と比較したくない。この試合はボクシング史上最高の一戦の一つだ、それだけだ。」

将来の殿堂入りが確実視される両者の対戦は、体格が小柄なクロフォードが2階級上げて挑むにもかかわらず、ブックメーカーは接戦と見ている。DraftKingsではアルバレスが-185の勝者予想、クロフォードが+150のアンダードッグとなっている。

「自分がここにいるのは才能と技術、そして規律のおかげだ」とアルバレスは語った。「ボクシングIQについて何と言われようと気にしない。経歴を見れば分かるが、すべてを成し遂げ、あらゆる相手と戦ってきた。だから、自分の遺産はすでに築かれている。」

Manouk Akopyan は「ザ・リング・マガジン」の主任ライターであり、X（旧Twitter）とインスタグラムでは @ManoukAkopyan がフォローできます。