サウジアラビア・リヤド――カネロ・アルバレスがウィリアム・スクールを退けたことで、長らく待ち望まれていたテレンス・クロフォードとの対決がついに実現へ向かう。
クロフォードはリングに上がり、カネロとフェイスオフ。トゥルキ・アル・シェイク閣下が、両者の対戦が9月12日、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで行われ、カネロのRing誌認定スーパーミドル級王座が懸けられることを発表した。
その後トゥルキ・アル・シェイク閣下はSNS上で、カネロ対クロフォードのスーパーファイトが、自身とUFC代表デイナ・ホワイトによる初のTKOボクシング興行となることを明かした。
試合の放送プラットフォームについては後日発表される予定だと、アル・シェイク閣下は語った。
アル・シェイク閣下とホワイトは先月ニューヨークで、TKOによるボクシング事業への参入計画を発表。TKOはWWEとUFCが合併し設立された上場企業であり、WWEの社長ニック・カーンは長年にわたりボクシング界で影響力を持ってきた人物だ。
彼は殿堂入りボクサーであるジェームズ・トニーやマニー・パッキャオをマネジメントし、CAAのテレビ部門の共同責任者としてトップランクとESPNとのメディア権契約の交渉にも関与していた。
カネロ対クロフォード戦は、昨年ロサンゼルスで行われたクロフォード対イスラエル・マドリモフ戦、ロンドンでのアンソニー・ジョシュア対ダニエル・デュボア戦に続き、「リヤド・シーズン」としては王国外で開催される3度目の興行となる。