カネロ・アルバレスとテレンス・クロフォードは、9月13日にラスベガスで行われる試合で見慣れた顔をリングサイドに見ることになる。
ネバダ州アスレチック・コミッションは、来月に予定されている両者の注目の一戦において、ネバダ州のティム・チータム、カリフォルニア州のマックス・デ・ルカ、ニュージャージー州のスティーブ・ワイスフェルドを3人のジャッジとして承認した。また、カリフォルニア州のトーマス・テイラーがレフェリーとして承認され、アレジアント・スタジアムから全世界にNetflixで配信される
12ラウンド戦スーパーミドル級タイトル戦を裁くことになる。
ワイスフェルドは、
アルバレスのラスベガスでの直近9試合のうち8試合を、そして2018年9月にT-Mobileアリーナで行われたゲンナジー・ゴロフキンとの再戦以降5試合連続で裁いてきた。特に注目すべきは、2022年5月にT-Mobileアリーナでドミトリー・ビボルに115-113で敗戦と採点し、同年9月のゴロフキンとの第3戦では115-113でアルバレスを勝者としたことである。
クロフォードもまた、ワイスフェルドの仕事をよく知っている。
ワイスフェルドは2016年2月以降、クロフォードの試合を7度採点している。
2021年11月にT-Mobileアリーナで行われた試合では、オマハ出身のクロフォードが10回TKOでショーン・ポーターを下した際、ワイスフェルドは86-85でわずか1ポイント差でクロフォードをリードと採点していた。さらに2023年7月、T-Mobileアリーナでエロール・スペンス・ジュニアを9回TKOで下した試合では、79-70でクロフォードを大きくリードさせ、2024年8月3日にロサンゼルスのBMOスタジアムでイスラエル・マドリモフに115-113で勝利したと採点している。
チータムは、アルバレスの試合をこれまでに3度担当しており、そのうち2試合はラスベガス、1試合はテキサス州アーリントンで行われた。彼は15か月前にT-Mobileアリーナで行われたハイメ・ムンギア戦を117-110でアルバレスの勝利と採点し、2022年5月のビボル戦では115-113でアルバレスの敗戦と採点、2021年5月にはAT&Tスタジアムでビリー・ジョー・サンダースが8回終了後に眼窩骨折で続行不能となった試合では、77-75でアルバレスをリードと採点していた。
デ・ルカもまた、アルバレスの試合を3度担当している。
彼は2023年9月14日にT-Mobileアリーナで行われたエドガー・ベルランガ戦を118-109でアルバレスの勝利と採点し、同年9月に同会場で行われたジャーメル・チャーロ戦も118-109で勝利と採点した。また、サンダース戦ではチータムより2ポイント多い78-74でアルバレスをリードと採点していた。
チータムとデ・ルカは、それぞれクロフォードの試合を2度ずつ採点している。
チータムはワイスフェルドと同様、2023年のスペンス戦でクロフォードを79-70と大差でリードと採点した。デ・ルカは2021年のポーター戦で、10回が始まる前に87-84とワイスフェルドよりやや大きな差でクロフォードをリードさせていた。
テイラーはアルバレスの試合を一度だけ裁いており、それはムンギア戦での判定勝であった。
クロフォード(41勝0敗、31KO)は、2階級上げてアルバレス(63勝2敗2分、39KO)に挑む。アルバレスは地元グアダラハラ出身で、『The Ring』、IBF、WBA、WBC、WBOのスーパーミドル級王座を保持している。『The Ring』誌のPFPランキングでは、クロフォードは3位に位置し、8位のアルバレスを5ランク上回っている。
37歳のクロフォードは、マドリモフ戦以来13か月のブランクを経てリングに戻る。対する35歳のアルバレスは、その間に2試合を戦っている。
Keith Idecは『ザ・リング』のシニアライターおよびコラムニストである。X(旧Twitter)@idecboxingで連絡可能。