ボクシング界は、カネロ・アルバレスとテレンス・クロフォードによるスーパーファイトの勝者を予想するのに意見が割れている。

スーパーミドル級４団体統一王者のアルバレス（63勝2敗2分、39KO）は、9月13日にラスベガスのアレジアント・スタジアムでクロフォード（41勝0敗、31KO）を迎え、Netflixで中継される試合でタイトルを防衛する予定だ。

多くはアルバレスのパワーが勝敗を決すると予想しているが、一方で技巧派クロフォードが、より大柄な相手をアウトボクシングして番狂わせを起こすだけのスキルを備えていることも示されている。

「この試合を予想するのは難しい」WBCウェルター級王者マリオ・バリオスは「ザ・リング・マガジン」に語った。「俺はカネロの大ファンだけど、クロフォードがパウンド・フォー・パウンドの偉大な存在とされるのには理由がある。彼のスキルは別格だ。50回戦ったとしても、毎回どちらに転んでもおかしくない試合になると思う。ボクサーとしても、ボクシングファンとしても、この試合にはすごくワクワクしている」

「スタイルが試合を決めるし、そこに体重差も考慮しなければならない。要素があまりにも多くて、どちらか一方に傾くのは難しい。どちらのファイターもひいきにしていない。二人には大きな敬意と敬愛の念を抱いている」

ブックメーカーは、この試合が一方的な展開になるとは見ていない。ドラフトキングスはアルバレスをマイナス185のベッティング・フェイバリット、クロフォードをプラス145のベッティング・アンダードッグに設定している。試合が続くラウンド数のオーバー／アンダーは10.5に設定されている。

クロフォードが勝てば、３階級での４団体統一王者となり、通算で５階級の王座を獲得することになる。バドは現在、154ポンドのWBA王者だ。

４階級制覇王者のアルバレスは、スーパーミドル級で11戦無敗を誇っている。