サウル・カネロ・アルバレスとウィリアム・スクールによるスーパーミドル級の4団体統一戦のアンダーカードが決定した。
メインイベントでは、カネロが自身の保持するThe Ring、WBA、WBC、WBOの世界タイトルを懸け、無敗のIBF王者スクールと対戦する。この一戦は5月3日、サウジアラビアのリヤドで開催される。
『ザ・リング・マガジン』が以前に報じた通り、元世界王者ハイメ・ムンギア(44勝2敗、35KO)は、ブルーノ・スラース(26勝0敗2分、5KO)との再戦でリベンジを狙う。
昨年12月、スラースはメキシコで行われた試合で大方の予想を覆し、ムンギアをワンパンチKOで沈めた。この試合結果は最終的にThe Ringの「年間最大の番狂わせ」に選ばれることとなった。
ヘビー級では、パンチ力を誇るマルティン・バコレ(21勝2敗、16KO)とエフェ・アジャグバ(20勝1敗、14KO)が激突する。この試合は、多くのファンが壮絶な撃ち合いになると期待している。
バコレは、先月元世界王者ジョセフ・パーカーに2ラウンドKO負けを喫したばかりで、再起を図ることになる。この試合は、ダニエル・デュボアが病気により試合を辞退したことで、急遽2日前に決まったものだった。一方のアジャグバは、昨年4月にグイド・ビアネロを相手に僅差のスプリット判定勝利を収めた試合以来のリング登場となる。
WBCクルーザー級王者バドゥ・ジャック(28勝3敗3分、17KO)は、強打を誇るライアン・ロジッキ(20勝1敗1分、19KO)を相手に、指名試合として世界タイトル防衛戦を行う。
ジャックは、2023年2月にジュニア・マカブをKOで破り王座を獲得して以来の試合となる。ロジッキは、昨年12月にヤミル・アルベルト・ペラルタと引き分けた試合からの復帰戦となる。
さらに、この大会では期待のオリンピアン、マルコ・ベルデがプロデビュー戦を迎え、ミシェル・ポリーナと対戦する。
ベルデは2023年パンアメリカン競技大会のウェルター級で金メダルを獲得。また、2024年夏季オリンピックでは、ウズベキスタンのアサドフジャ・ムイディンクジャエフに決勝で敗れたものの、ウェルター級銀メダルを獲得した。
キューバ出身のライトヘビー級プロスペクト、ブライアン・レオン(6勝0敗、6KO)は、アーロン・ゲレロ(11勝3敗1分、7KO)と対戦する。経験豊富なゲレロは、これまでKO負けを喫したことがない。