カラム・スミスは、次戦で同じライトヘビー級のコンテンダーのデビッド・ベナビデスとの大一番の試合を視野に入れている。
スミス(31勝2敗、22KO)は、先月サウジアラビアで行われたアルツール・ベテルビエフ対ドミトリー・ビボルのアンダーカードで、ジョシュア・ブアツィとの激闘により「年間最高試合」候補となる壮絶な試合を繰り広げ、キャリアを再燃させた。
ベナビデス(30勝0敗、24KO)はリヤドでその興行をリングサイドで見守っていたが、WBCがロシアのビボルに対し「メキシカン・モンスター」との防衛戦を指示しているものの、ベナビデスがビボルと対戦するまでには待たされる可能性がある。
ビボルにとってはベテルビエフとの3度目の対戦が優先される可能性があり、その間、WBC暫定王者のベナビデスは他の対戦相手を見つける必要がある。
WBO暫定王者のスミスは、王座が分裂した際にタイトル挑戦の権利をすでに得ているが、それでもベナビデスとの試合のためにその全てを懸ける覚悟がある。
スミスは「Toe2Toe」ポッドキャストで「正直、あれは素晴らしい試合になると思う。俺たちは2人ともスーパーミドル級(168ポンド)でチャンピオンだったし、その試合については話題に上がってたけど、実現しなかったんだ。」と語った。
「スタイル的に見ても、俺は彼を評価してるし、すごくいいファイターだと思う。彼はボクシングにとっても良い存在だし、彼の人柄も好きなんだ。」
「彼は優れたファイターで、どんどん強くなってるし、相手が誰であれ戦いたいという姿勢を見せてる。もしその試合の話が来て、理にかなっているなら、間違いなくやりたいね。将来的には統一戦になる可能性もあるかもしれない。」
スミスは3階級制覇も視野に入れており、現在のWBCクルーザー級王者であるバドゥ・ジャック(28勝3敗3分、17KO)との対戦にも意欲を示している。
スーパーミドル級とライトヘビー級の元王者でもあるジャックは、5月3日にリヤドで指名挑戦者のライアン・ロジッキーを相手にWBC王座の防衛戦を行う予定だ。
スミスはSky Sportsで「バドゥ・ジャック戦はぜひやりたいね」と語った。「チャンスがあればぜひその試合を受けたいよ。」
「自分は本格的なクルーザー級の選手だとは思ってないけど、彼のこともそうは思わない。だから、その試合が実現するなら間違いなく考えたいね。」