キャルム・シンプソンは6月7日、無敗のイヴァン・ズッコと対戦し、ヨーロッパ王座を自らのコレクションに加えるチャンスを得る。
バーンズリー出身のスーパーミドル級のシンプソンは、昨年8月にザック・チェリに勝利して現在イギリス王座とコモンウェルス王座を保持している。その後、スティード・ウッドオールとエルビス・アホルガに連続でストップ勝ちを収め、戦績を17戦無敗(12KO)に伸ばしている。
そのチェリ戦の勝利は、バーンズリーFCの本拠地であるオークウェルで行われ、約7,000人の満員の観客の前で達成された。今夏、彼は再びそのスタジアムに戻り、2度目の登場となる今回はさらに多くのチケットが販売される予定だ。
そして今回、戦績21戦全勝(18KO)のイタリア人、イヴァン・ズッコが対戦相手となり、空位のヨーロッパ王座が懸けられることが正式に決定した。
『ザ・リング・マガジン』が報じたところによると、ピエモンテ出身のサウスポーは、別のイギリス人選手であるマーク・ジェファーズの対戦相手候補として浮上していたが、最終的にボクサー社は彼をシンプソンと対戦させることを決定した。
29歳のズッコはまだ12ラウンドを戦った経験はないが、イギリス人選手との試合には良い思い出があり、2023年3月にはロンドン出身のジャーメイン・ブラウンに10ラウンド判定勝ちを収めている。
シンプソンはこう語った。「これはキャリア最大の試合であり、これまでで最も厳しい試練になると覚悟している。昨年の夏、地元の観衆の前でイギリス王座とコモンウェルス王座を獲得したが、今回はさらに大きく、さらに良い形で戻ってくる。無敗のイヴァン・ズッコを相手に、ヨーロッパ王座を懸けて戦うんだ。」
「これはただの試合じゃない。ヨーロッパの大一番であり、自分の実力を見せつけるパフォーマンスをするつもりだ。6月7日、オークウェルを要塞にして、このヨーロッパ王座をバーンズリーに留めなければならない。
バーンズリーからの応援は自分にとってすべてだ。この街は最初からずっと俺を支えてくれているし、またオークウェルで、自分の人たちの前で戦えるのは特別なことだ。前回はチケットが2日で完売したが、今回はさらに規模を拡大する。きっと忘れられない夜になるし、大舞台でバーンズリーを代表できることを心から誇りに思う。」
ズッコはこう語った。「このような大きなイベントで、名誉ある王座を懸けて戦えることを本当に光栄に思う。キャルム・シンプソンのような実力のある相手と対戦できるのは、とてもワクワクする機会だ。厳しい戦いになるだろうが、勝利のために全力を尽くす準備はできている。
ヨーロッパ王座を獲得することは、夢の実現だ。このタイトルは、個人的な意味だけでなく、家族やこれまでずっと自分を信じてくれたすべての人にとっても大きな意味を持つ。イタリアにこのタイトルを持ち帰ることができれば、自分が情熱と犠牲を持って歩んできた道の集大成となるだろう。」