カレブ・プラントは、5月31日に予定されているアルマンド・レシンデスとの一戦に向けて、これまで以上に自信をみなぎらせている。
この試合は、ラスベガスのマンダレイ・ベイで開催される「PBC on Prime Video」興行のメインイベントを飾る予定で、もしセミファイナルで
ジャーマル・チャーロがトーマス・ラマンナを下せば、その先にビッグファイトが待っている可能性もある。WBAスーパーミドル級暫定王者のカレブ・プラント(23勝2敗、14KO)は、自身の役割をきっちり果たすと宣言している。
「レシンデスはタフな競争者で、今が彼のチャンスだ」とプラントはラスベガスのDLXボクシングジムで行われたメディア向けワークアウト中に語った。「彼はこの大舞台を掴みに来るだろうし、俺も自分にとってのビッグチャンスを迎えたとき、どれだけそれを欲したかを覚えている。彼が全力で向かってくるのは想定済み。でも、こちらにも用意はある」
「自分のスキルは今も変わらず鋭いと感じている。細かな部分までしっかり磨かれているのが、みんなにも伝わっているはずだ。これからも、より完成度の高いオールラウンドなファイターを目指して進化し続けるつもりだ」
「どの試合でも、俺は常に観客を魅了するパフォーマンスを見せたいと思っている。時には圧倒的な勝ち方をすることもあれば、僅差の判定になることもある。でも一番大事なのは、最終的に自分の手が挙がることだ。それでも、俺は常に支配的な勝利を狙っている」
プラントは常に闘志むき出しの姿勢で試合に臨むが、特に最近はその傾向が強まっている。昨年9月、格下と見られていたトレバー・マッカンビーとの激しい打ち合いを制し、最終的に9回KO勝ちを収めたことが、その背景にある。
プラントは、2021年11月にカネロ・アルバレスにKOで敗れてIBFスーパーミドル級王座を失って以降、直近4試合で2勝2敗の戦績を残している。2022年11月にはアンソニー・ディレルにKO勝ちし、2023年3月には
デビッド・ベナビデスに善戦の末、判定で敗れた。そして前回、トレバー・マッカンビー戦で再び勝利を手にした。
「俺が本当に求めているのは、“勝者”であり、“チャンピオン”であることなんだ」とプラントは語った。「自分のレガシーを築き上げて、子どもたちに“何かに本気で取り組む姿”を見せたい。これまでに失敗したこともあるか?もちろんある。でも俺は、誠実に、戦士としての姿勢でそれを受け止めてきた。失敗しても、立ち上がって前に進むだけだ」
チャーロとの対戦が実現すれば、プラントはさらに自らのレガシーに厚みを加えることができるだろう。
「まずは5月31日の試合に集中することが最優先だ」とプラントは語った。「チャーロがしっかり勝ち切れば、あるいはセミファイナルで何が起ころうと、その勝者とやりたいと思っている……チャーロが自分の仕事を果たせば、俺とチャーロで決着をつけようじゃないか」
Manouk Akopyan は『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。 XおよびInstagramの
ManoukAkopyanをフォローことができます。