ラスベガス、フォンテンブロー・ホテル内ブローライブ・シアター——ブルース“シュ・シュ”キャリントン(15勝0敗9KO)は、世界タイトル挑戦まであと一歩に迫っていた。そしてその試合で、彼はしっかりと結果を出した。
WBCおよびWBOフェザー級1位コンテンダーのキャリントンは、メキシコのタフファイター、ホセ・エンリケ・ビバス(23勝4敗12KO)を3ラウンドで仕留め、ビバスにとってキャリア初のストップ負けを与えた。ゴングと同時にビバスはプレッシャーをかけ続け、キャリントンをロープに追い詰めようとしたが、ブルックリン出身のキャリントンは冷静に対応し、鋭いアッパーカットとフックでインサイドの応酬を自分の土俵に持ち込んだ。
第2ラウンド、キャリントンは右フック、左フック、再び右フックという鋭い3連打で流れを完全に変え、ビバスをダウンさせた。そこからさらに攻めたが、ビバスはなんとかこのラウンドを凌ぎ切った。
第3ラウンドには、ビバスの足は完全に止まっていた。キャリントンのクリーンヒットが数発入ると、ビバスは後退を始め、レフェリーのラウル・カイズ・ジュニアが53秒で試合をストップした。
「毎回ノックアウトになるわけじゃないけど、俺は常に見せ場を作って、自分のやるべきことをやる。」
キャリントンは試合後、そう語った。
「相手がガードを開いた瞬間が見えた。あいつは俺の思った通りに動いてた。それがゲームプランの一部だったんだ。安心させてガードを緩めさせて、そこに入り込んでパンチを叩き込んで仕留めるつもりだった。」
キャリントンは今、世界タイトル戦を見据えている。
「ニック・ボール?やろうぜ。スティーブン・フルトン?それも歓迎だ。全員相手にしたい。誰でもかかってこいよ」と語った。