ブルース・“シュシュ”・キャリントンは、フェザー級（126ポンド）のトップ選手たちに対して失望を隠せないでいる。

遠くからは吠えまくっているくせに、いざ目の前に立つと急に黙り込む。ブルース・“シュシュ”・キャリントンは、そんな彼らの様子を見逃さない。そして近いうちに、全員をリングの隅に追い詰めることになるかもしれない。

日々の努力の成果もあり、27歳のキャリントンは主要4団体すべてでトップ5にランクインしている。IBFでは現在4位、WBAでは2位にランクされている。どちらも十分に高い評価だが、WBCとWBOはさらに高く評価しており、キャリントンをそれぞれの王者ステファン・フルトンとニック・ボールへの挑戦者としてフェザー級の1位にランク付けしている。

先週末、キャリントン（15勝無敗、9KO）はエンリケ・ビバスを3ラウンドでストップし、そのランキングをさらに確かなものとした。インパクト十分の勝利ではあったが、見事に仕事を片付けたからといって、望むチャンスがすぐに手に入るとは限らない。

キャリントンによると、ラファエル・エスピノサもアンジェロ・レオも、自身のタイトルを懸けて戦うつもりはないという。それが事実かどうかはさておき、キャリントン自身はそう信じている。だからこそ、落ち込むことなく気持ちを切り替え、今度はニック・ボールとステファン・フルトンにターゲットを定めた。しかし、その2人も乗り気ではない可能性がある。フルトンは階級を上げる寸前とも言われており、ボールは井上尚弥との将来的な対戦に執着している様子だ。それでもキャリントンにとっては、彼らのそうした動きが挑戦を避ける理由には思えない。

キャリントンにとって、彼らが持つ世界タイトルはただの飾りにすぎない。本人にとって、それらのベルトはすべての挑戦者を受けて立つ責任の象徴だ。

キャリントンはFightHype.comに対し、「最強と戦いたいと思うべきだろう。さあ、来いよ」と語った。