数カ月にわたる延期を経て、
スブリエル・マティアスが保持するWBC世界スーパーライト級王座の初防衛戦が、
ダルトン・スミスを挑戦者に迎えてニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われることが正式に確認された。
このニュースは『BoxingScene』が最初に報じたもので、アメリカ最大の都市であるニューヨークで11月10日に記者会見が開かれる予定である。
WBCランキング1位のスミス(18勝0敗、13KO)は、当初11月下旬に
プエルトリコで敵地決戦に臨む見込みだったが、日程が12月へとずれ込み、最終的にはマティアスが前回勝利を挙げたクイーンズから約10マイル離れた地で試合を行うこととなった。
スミスは今年、ワリド・ウイッザを初回KOで下してヨーロッパ王座を獲得。その後、4月19日に
マチュー・ジェルマンに対し、12回判定で圧勝し、WBCの正式挑戦者としての地位を確立した。
一方、マティアスは7月12日にニューヨーク・クイーンズで開催された豪華興行『The Ring III』で、無敗の王者アルベルト・プエージョに対し、
激戦の末マジョリティ判定勝ちを収めた。その直後、両者はリング上で対面を果たしている。
スミスの長年のプロモーターであるエディ・ハーンは、当然ながら自陣に有利な開催地を確保したい意向を示していた。しかし、マティアスのプロモーターであるフレッシュ・プロダクションズが20万ドル上回る入札を行ったことで、
試合実現に不透明感が漂っていた。
現時点では、スーパーライト級コンテンダーのアルフレド・サンティアゴ、バンタム級のジェイビエル・シントロン、そして元IBF王者エマヌエル・ロドリゲスの3選手が同興行に出場予定であり、それぞれの対戦カードは追って発表される見込みである。