ジョージア州生まれ育ちのWBOウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニアは、4月1日、アトランタ・ホークス対ポートランド・トレイルブレイザーズの試合が行われたステートファーム・アリーナで勝利の凱旋を果たした。
タイトルベルトを肩にかけたノーマンは、3月29日にデリック・クエバスを第3ラウンドでノックアウトした勝利の余韻に浸っていた。
ディケーターとコニャーズで育ったノーマンは、5月にジョバニ・サンティリャンを衝撃的なノックアウトで破って以来、今回が初の王座防衛戦となった。当時、ノーマンはWBOウェルター級暫定王座を獲得し、その後テレンス・クロフォードが154ポンド級へ階級を上げたことで、2023年8月に正規王者へ昇格した。
「アサシン」の異名を持つ24歳のブライアン・ノーマン(27勝0敗、21KO)は、現在ウェルター級の他の王者たち──マリオ・バリオス(WBC)、エイマンタス・スタニオニス(WBA)、ジャロン・エニス(IBF)──に照準を定めている。スタニオニスとエニスは、4月12日に『リング』誌の王座も懸けたタイトル統一戦で激突する予定だ。
「今は選択肢がたくさんある。次に何が来るか見てみよう」とノーマンは『ザ・リング・マガジン』のインタビューで語った。「147ポンドでの減量は全く問題ないし、何の苦労もない。154ポンドに上げるつもりは今のところないよ」
「ステートファーム・アリーナで試合をして、満員にしたい。それだけで相手は誰でもいい。俺がそこにいるってことが大事なんだ。それがすべてさ」
「ジョージアでは本当に大きなファン層がいるんだ。みんな俺の試合を観たがってる。俺はアクションを届けるし、ノックアウトを見せる。地元での凱旋試合をやるべきだと俺は思ってるよ」
「バリオスもベルトを持ってるけど、あいつはそれで遊んでるだけだ。俺はここにいる。やろうじゃないか」
ノーマンの前戦後には、佐々木尽(Jin Sasaki)も挑戦者として名乗りを上げ、本人の前で手紙を読み上げるという礼儀正しい形で対戦を呼びかけた。
しかしノーマンは冗談交じりに、もし最終的にエニスが対戦相手になるなら、その試合はNFLアトランタ・ファルコンズの本拠地であるメルセデス・ベンツ・スタジアムで開催できるほどのビッグマッチになると語った。
「(エニスとの)試合が今年中に実現する可能性は十分ある」とノーマンは言う。「彼も4団体統一を狙ってるし、俺も狙ってる。だったら、なぜ実現しない理由がある?」
「エニスは本当に素晴らしいファイターだ。技術も才能も努力もすべて備わっていて、スタニオニスに勝つ力は十分にある。でもスタニオニスも王者には理由がある。彼もその夜に、自分がなぜ王者なのかを証明してくれるはずだ。ベストな男が勝てばいい。俺はその試合を見届けるよ」
Manouk Akopyan は、『ザ・リング・マガジン』のリードライター。X(旧Twitter)およびInstagramでは [@ManoukAkopyan](https://x.com/ManoukAkopyan) から連絡可能。