ブライアン・ノーマン・ジュニアは、「チャンピオンはベルトを防衛してこそチャンピオンだ」と語り、その覚悟を見せている。
ノーマンは、3月29日(土)にラスベガスのフォンテーヌブロー・ラスベガス内ブローライブ・シアターで、プエルトリコ出身の挑戦者デリック・クエバスを相手にWBOウェルター級世界タイトルを懸けて戦う。
ノーマン対クエバス戦は、WBO女子ウェルター級王者ミカエラ・メイヤーと元王者サンディ・ライアンの再戦と並ぶ共同メインイベントとして行われる。
メイヤー対ライアンIIおよびノーマン対クエバスの試合は、東部時間午後10時(太平洋時間午後7時)より、ESPN、ESPN Deportes、ESPN+でライブ放送される。
ノーマン(26勝0敗、20KO)は、昨年5月に当時無敗だったジョヴァンニ・サンティヤンを10ラウンドKOで破り、WBO暫定王座を獲得した。その後、同年にテレンス・クロフォードが王座を返上したことで、正規王者へと昇格した。アトランタ出身のノーマンにとって、この勝利は2023年にトップランクと契約し、年間3勝を挙げるという飛躍の年を締めくくるものとなった。対するクエバス(27勝1敗1分、19KO)は、直近4連続KO勝利中であり、2023年12月にはマーロン・アグアスを6ラウンドTKOで下している。キャリア最大の試練に挑むことになる。
ジョージア州のトレーニングキャンプを離れ、ラスベガスでスパーリングに励んでいたノーマンは、次のように語った。
「すごく楽しみだ。俺はチャンピオンだけど、本当のチャンピオンはタイトルを防衛してこそチャンピオンだ。素晴らしい対戦相手が待っているから、俺が本物のチャンピオンであることを証明する時だ。」
「クエバスは非常にタフな選手だ。彼は人生を変えるために戦いに来る。この試合はタイトル戦だから、俺にもその気持ちはよく分かる。彼は『この一戦に勝てば、人生が変わる』と考えているはずだ。だから、彼がどんな姿勢でリングに上がってくるかは理解している。彼は強く、パワフルで、俺の頭を吹っ飛ばそうとしてくるだろう。間違いなく素晴らしい試合になるが、長引くことはないと思う。」
「チャンピオンでいることは素晴らしいことだと思う。ただ、俺はまだ『ハンター』であり続けている。知識を追い求め、経験を積み、スキルを磨いていく。そして、どこまでいけるのかを試したい。」
「1000%準備はできている。今すぐにでも戦いたい。サインしてくれ。グローブはどこだ?俺をリングに放り込め!」
「この試合の後は、統一戦ができるはずだ。俺はここにいる。どこにも行かない。俺はまだ24歳だし、しばらくはウェルター級に留まる。だから、どんどん試合を組んでいこうぜ。」