ヘビー級の一戦、
ブランドン・ムーア対
ディアンドレ・サベージが、9月19日にミシガン州デトロイトのフォックス・シアターで開催されるサリタ・プロモーションズ主催興行のメインイベントとして行われることが決定した。この大会は
DAZNで配信される。
ムーアは、地元フリント出身のサベージと対戦し、USBAヘビー級王座の2度目の防衛戦に臨む。セミファイナルでは、オリビア・カリーとケイ・スコットがWBA・WBC世界ミドル級の空位王座を懸けて対戦する。
「ディアンドレ・サベージにチャンスはほとんどない」とムーアはプレスリリースで語った。「自分の方が優れたファイターであることを見せつける。ジャブ、フットワーク、そしてパワー、すべてにおいて自分の方が上だ。10ラウンド以内に仕留める可能性は高い。俺のことを“サベージ・キラー”と呼び始めてもいいだろう。この地域で試合をするのは大好きだし、再び戻ってこれて興奮しているが、必ず勝利して、来る前よりも大きなファン層を得てリングを後にする。」
ムーアはキャリア唯一の敗北、無敗のヘビー級コンテンダー、
リチャード・トーレス・ジュニアに5回TKOで敗れて以来、4連勝中である。直近の試合では、2024年6月6日、ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで、無敗だったスタンリー・ライト(14勝1敗、11KO)をダウンさせ、5回に偶発的なバッティングで左目に大きなカットを負った末、ドクターストップによる判定で勝利を収めた。
ムーアはサベージにとって大きな試練となる相手である。サベージ(10勝0敗、10KO)の10勝のうち8勝は、負け数が勝ち数を上回る相手から挙げたものであり、直近4試合はいずれも2ラウンドを超えずに終わっている。
「ムーアのことはオリンピック予選の頃から知っているし、彼の実績も尊敬している。しかし、自分もトップ10やトップ15のヘビー級選手――ルイス・オルティスやジョセフ・パーカーら――とキャンプを張ってきた。だから自分のスキルには自信がある」とサベージは語った。「プロではまだ彼のレベルの選手と戦ったことはないが、それが9月19日に変わる。約280ポンドでリングに上がる予定だ。これは本物の馬力であり、その力をすべて使って勝利をつかむつもりだ。」
カリー(7勝2敗1分、2KO)は、2024年4月にメロディ・ポプラヴァック(2勝2敗1分、1KO)と引き分け、2023年8月にはIBF・WBOスーパー・ミドル級統一王者シャダシア・グリーン(16勝1敗、11KO)に敗れている。カリーがミドル級で戦うのは2022年以来となる。
オーストラリア・シドニー出身のスコット(4勝1敗)は2度目の世界王座挑戦となる。2024年12月、IBF・WBOミドル級統一王者デズリー・ロビンソン(10勝3敗、3KO)との再戦で判定負けを喫したが、同年3月の初戦では8回戦で多数決判定勝ちを収めている。