ロサンゼルス発――ブランドン・フィゲロアは、前戦でファンに対して借りを作ってしまったと感じている。最後の試合では、WBCフェザー級タイトル戦でスティーブン・フルトンに3-0の判定で敗れた。
元2階級王者のフィゲロア(25勝2敗1分、19KO)は、前戦で本領を発揮できなかった。相手のフルトンはそれ以前のパフォーマンスが不安定だったにもかかわらず、フィゲロアは対応しきれず、フィラデルフィア出身のフルトンに2度目の判定負けを喫した。
フィゲロアは、7月19日に自身のキャリアの新たな章を開く。ラスベガスのMGMグランドで開催される、
マニー・パッキャオ対マリオ・バリオスのカムバック戦をメインとするPBC on プライムビデオのPPV興行のオープニングとして、128ポンド契約の10回戦で
ジョエト・ゴンサレスと対戦する。
「キャリアを始めた頃に“マニー・パッキャオのアンダーカードで試合する”なんて言われてたら、正気かよって思ったはずだよ」と、最近の記者会見でフィゲロアは語った。「でも、これは運命だったんだと思う。このカードに、飢えたファイターたちと一緒に名を連ねられて嬉しいよ。」
「素晴らしいファイターたちがこの後に控えてるって思うと、本当にモチベーションが上がる。ジョエト・ゴンサレスはしっかり準備してくるだろうし、ファンに最高の試合を届けて、このカードの充実ぶりを証明したい。
「俺はすべてを出し切るつもりだ。前回のパフォーマンスのあと、ボクシングファンには償いをしなきゃいけないと思ってる。今回は持ってるものをすべてぶつける。」
今回の試合に向けて、テキサス州ウェスラコ出身で28歳のフィゲロアは、
新たにマニー・ロブレスをコーチに迎え、ロサンゼルスのノックアウト・ボクシング・ファシリティでトレーニングを積んでいる。
「この4週間、一緒に取り組んできたけど、体調は絶好調だ」とフィゲロアは語った。「本当にハードなトレーニングをしてきたし、このポジションにいられることを誇りに思っている。
「毎日マニー・ロブレスから学んでるし、今はようやく調子が上がってきたところだ。俺はここに仕事をしに来た。彼が心も体も、そして精神面でも7月19日に向けて完璧に仕上げてくれると信じてる。
「俺はいつだって打ち合い上等だ。スタイルが試合を作る。このオープナーは間違いなく盛り上がる。早くリングに上がりたくて仕方ない。」
ジョエト・ゴンサレス(27勝4敗、15KO)、カリフォルニア州グレンドーラ出身の31歳は、直近8試合で4勝4敗。敗れた相手はいずれも元または現役の王者で、ルイス・アルベルト・ロペス、アイザック・ドグボエ、
エマヌエル・ナバレッテ、シャクール・スティーブンソンといった顔ぶれだ。
「この試合にはすごくワクワクしてるし、まさに祝福だと思ってる。こういう舞台に立つことはずっと目標だった」とゴンサレスは語った。「いつもハードに練習してきたし、7月19日に勝つためにすべてをぶつける準備はできている。
「大きなインパクトを残したい。この勝利をもぎ取りにいく。このチャンスを最大限に生かすつもりだ。」